エドワード・シルヴェスター・モース(Edward Sylvester Morse、1838年6月18日 - 1925年12月20日)

 

アメリカ合衆国の動物学者。

 

1877(明治10)年から3度にわたって日本を訪れた彼は、日本の庶民の暮らしや心根に魅せられ、多彩な品々を「記録」としてアメリカに持ち帰りました。 

 

請われて東京帝国大学のお雇い教授を2年務め、大学の社会的・国際的姿勢の確立に尽力。

 

大森貝塚を発掘し、日本の人類学・考古学の基礎をつくりました。

また、日本に初めてダーウィンの進化論を体系的に紹介しました。
 

 

モースの記述から。

 

私は日本が子供の天国であることをくりかえさざるを得ない。


世界中で日本ほど、子供が親切に取り扱われ、そして子供のために深い注意が払われる国はない。


ニコニコしている所から判断すると、子供達は朝から晩まで幸福であるらしい。

Again I must repeat that Japan is the paradise for children.


There is no other country in the world where they are so kindly treated or where so much attention is devoted to them.
 

From the appearance of their smiling faces,

 they must be happy from morning till night.


 

エデンの東北 から  ↑

 

公園で遊ぶ子ども達の歓声がウルサイと抗議され、公園が廃止される現代。

幼稚園から出る子ども達の声が騒音公害と抗議を受ける当節。

 

はたして子ども達にとって日本は天国であるのでしょうか?。

 

ドンドン少子化が進んでるって事は、少なくとも若い夫婦にとっては天国ではなさそうです。

 

「若い人」と幾度となく演説で繰り返す知事候補者の一人が当選したら、あの悪評高い事業仕分けを持ち込み、「産めよ増やせよ」予算を捻出するのでしょうか。

 

舌鋒鋭く他を攻撃するのが特徴の人ですから、都政をグチャグチャにして「東京砂漠」を実現するかも知れません・・・知らんけど。

 

確かに、エドワード・モースが来日した時代は子どもは大切にされていたのかも知れません。

 

しかし、少年兵として戦争に駆り立てた時代もありました。

戦争を知らない世代の子ども達や孫達は、今パラダイスにいるのでしょうか?。

 

子どもの幸福如何は大人の責任如何であるのかも知れません。