ノーキョー関係者の話しによると、サクランボの贈答用申込みの半分を泣く泣く断っているとか。
 
「タマ」不足、つまりサクランボ収穫量が十分でないため、贈答用向けの良質な「タマ」を必要分確保できない状況にあると。
 
その原因の一つが双子果。
 
本来、サクランボは1本の軸に1つの実が着くのですが、なぜかハート形にくっついたサクランボが多数。
 
例年であれば、そうした双子果は売り物にならないので市場に出ることはなく、ましてや吟味される贈答品に混入することなどありません。
 
せいぜいアタシらのような下々が、「よかったら」と、おこぼれに与るのが常。
食べて普通に美味しいんですけどね。
 
今年はその双子果が異常に多いので、試みに双子果だけ袋詰めにして廉価で販売したところ、形が「かわいい!」と意外にも好評。
 
土日だけでなく、平日もお隣の宮城県から大挙押し寄せる産直では販売棚に並べる端から手が伸びて買い物かごに。
 
あまつさえ農家さんの搬入台車からも持っていかれる、という嬉しい悲鳴。
まさに奪い合い。
 
毎年、なにがしかのサクランボ狂騒曲は聞こえるのですが、今年はちょっと異常。
その錯乱坊も終盤。
 
大きくて糖度の高い「紅秀峰」という品種の収穫作業に移り、そろそろ収穫作業も終わりでしょうか。