明治11年。
西郷隆盛を盟主に押し立てて士族が立ち上がった西南戦争の翌年。
 

イザベラ・ルーシー・バード(Isabella Lucy Bird, 1831年10月15日 - 1904年10月7日)がやってきました。

 

19世紀の大英帝国の女性旅行家にして、探検家、紀行作家、写真家

 

 

イサベラ・バード著 「日本奥地紀行」

 

今朝新庄を出てから、険しい尾根を越えて、非常に美しい風変りな盆地に入った。
ピラミッド形の丘陵が半円を描いており、その山項までピラミッド形の杉の林で覆われ、北方へ向う通行をすべて阻上しているように見えるので、ますます奇異の感を与えた。
 

その麓に金山の町がある。

ロマンチックな雰囲気の場所である。
 

私は正午にはもう着いたのであるが、一日か二日ここに滞在しようと思う。
駅亭にある私の部屋は楽しく心地よいし、駅逓係はとても親切であるし、しかも非常に旅行困難な地域が前途に横たわっているからである。
 

 

農村の2大イベントと言えば、一つは田植え。

もう一つは言わずもがなの稲刈り。

 

2大イベントというのは、既に様変わりしてるので死語の世界かも

家族総出+お手伝いの作業も、いまは父ちゃんと母ちゃんの2人作業。

 

下手すりゃ、爺ちゃん1人だけが乗用田植機で粛々と田植えしている光景も珍しくはない現代農業。

 

 

かつての3ちゃん農業も、2ちゃん若しくは1ちゃんになってしまった。

 

稲刈りにしてみても1人か、せいぜい2人の作業。

刈り取った籾は軽トラで即ノーキョーのライスセンターへGO。

 

田んぼで稲束を稲杭に架けて天日干し、なんていう光景も絶滅寸前。

農村の光景も様変わりしてる。