新年会という名の飲み会だった。
不詳アタクシは飲み会が大の苦手。
昔ほど酒を無理強いされる事はないけれど、次から次へとビール瓶を片手に注ぎ手が現れる。
お酌文化は未だ廃れず、って感じ。
どうしてめいめい勝手に酒を楽しめないんだろうか。
その度にノンアルを頂いてますとか、ジュース飲んでますとか言っては愛想笑いをしてその場を凌ぐ。
中国での乾杯(カンペー)文化を思い出してしまう。
ショットグラスのような小さな杯に注がれた白酒(バイジュウ)を飲み干しては杯を逆さにしてテーブルに置く。
それが一度ならず延々であるかのように続く。
アルコール度数30°~の白酒でのカンペーで酔い潰れない日本人はいない。
アルコール飲まないからと言って、そうそうジュースをガバガバ飲めるものでもないし、ノンアルだからと言って旨い訳でもないし・・・。
大半、先輩に当たる年齢の方だったので下手に出なきゃ行けないし。
気疲れハンパなかった。
因みに女性のメンバーで出席者はなし。
幸い両隣が良い人だったので助かったけど・・・。
船中八仙歌
李白は一斗の酒を飲むと詩が百篇生まれる。
長安で宮仕えをしていた時、町の酒場で眠り込んでいた。
天子が呼びに来ても天子の乗る船に乗ろうとはしない。
そして自分は酒の中の仙人だから水の中には入っていかないと言う。
李白一斗詩百篇
長安市上酒家眠
天子呼来不上船
自称臣是酒中仙
吞んべさんが羨ましくなる時がある。
居酒屋に行ってみたい。