インバウンドで騒がしい白川郷よりも、五箇山が好きでおじゃります。

その五箇山も、今般の令和6年能登半島沖地震と無関係ではなかったようです。

 

日本の伝統的な木造家屋は軸組工法という、大工さんの芸術的とも言える技術に支えられた構造をしています。

 

継手、仕口といった「ほぞ」「ほぞ穴」という組み合わせ接合部があるのが特徴。

現代の木造建築では、それに耐震強度を保つ金属製補強材が多用されています。

 

 

ただ、世界遺産に登録されている五箇山の合掌造り建造物は、縄で木材を縛ったり括ったりしてる構造をしてます。

 

今回の地震ではそうした、いわば脆弱な部分がダメージを受けたようです。

被害の詳細は分かりませんが、現住してる文化遺産ですから大変でしょう。

 

文化庁の調査が終わってからの修復になるのでしょうが、迅速な作業をして頂きたいものです。