②「次もさらに経由地を経てから」篇 | 杜のイーグルスのブログ

②「次もさらに経由地を経てから」篇

 Ⓑ ギシギシ!!

階段の音を

聞いた?

 

パンフレットを見ながら指示されて階段を登って2階から見学します。

 

 階段の手すりは当時、なかった。ミシミシ鳴るよ!

 

 

❽便所からですか。いくら部屋順とはいってもねぇキョロキョロ笑い

 

 便所

  2階の住人が共用で使ってい

たトイレ。男女共用でした。

  奥に個室(大便器)が2室と、

右手に小便器2ヶ所が設置され

ています。マンガ家が暮らした

時代には大便器は汲み取り式で、

用を足すと2階から1階へ土管

を通って、下にあるツボに落ち

る仕組みでした。臭いがきつく、

目が痛くなるほどでした。

 

 

次は❾共同炊事場になるんだな。写真でも読めるのは・・・

 

 共同炊事場

  トキワ荘には1階、2階に一つずつ炊事

場があり、住人が共同で使っていました。

  ガスコンロや鍋などの器具は各自が用意

し、ガスを使用するためには月ごとに料金

を払う必要がありました。マンガ家たちはお金がなかったり、

あってもすぐ映画などに使ってしまうため、食事には最小限の

金額しかかけられませんでした。寺田ヒロオはここで[キャベツ

炒め]を作り、新漫画党の会合でふるまいました。鈴木伸一は、

ガス代を払えなかったため炊事場が使えず、パンばかり食べてい

たといいます。山内ジョージが自炊に挑戦した際には赤塚不二夫

のガス台を借り、赤塚の母親には料理の手ほどきを受けました。

  流し台は洗面所としても使われました。朝、顔を洗う時に他の

マンガ家と顔を合わせ、作業の進み具合の話をすることもあった

そうです。また、洗濯にも使われ、洗濯した衣類は部屋や廊下に紐

をつけて干していました。赤塚不二夫のマンガには、なんと、流し

台を風呂の代わりに使う様子が描かれています。

  一方で、他の住人と顔を合わせることもある炊事場は、地方から

出てきた若いマンガ家たちにとっては少し気恥ずかしい場所でも

あったようです。  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 便所、共同炊事場は今は使用できません

 

 

部屋番号は何故か、廊下を挟んで「10番台」と「20番台」で順に付けられている。「寺田ヒロオ」さんが使用していたのは「22号室」であった。

 

 

 エイジング処理で外壁や窓の色は当時のままに

 

室内には当時のブラウン管テレビが置かれ,窓の外の景色はイラストで描かれたもので再現されていた目

 

 

何も置かれていない室内にも押し入れは付いているんだぁ。それに 空 室 の張り紙など生活感があったりして。

 

❿2階間取り、廊下

 

 

 Ⓔ ズゴッ!

天井も

お見逃しなく!

 

 

「鈴木伸一」さんから「森安なおや」さん,「よこたとくお」さんと使用していたのは「20号室」であった。

 

 再現 

外観・内装は、マンガ家たちが切磋

琢磨した当時のトキワ荘を忠実に再

現。昭和20~30年代のマンガ家たち

の暮らしを垣間見ることができます。

 

 

❽20号室

鈴木伸一

森安なおや

よこたとくお

 

※鈴木・森安とよこたの部屋を

  時期により入れ替えします。

 

 

4つ目の再現された部屋は,

 

❷19号室

水野英子

 

柳行李のスーツケースひとつで

  トキワ荘に入居されました。

 

19号室

水野英子の部屋 1958昭和33年3月~1958昭和33年10月

 

  水野がこの部屋に住ん

だのは、トキワ荘に暮らし

ていた石森章太郎・赤塚

不二夫と「U・マイア」名

義で合作マンガを描くた

めでした。柳行李のスーツ

ケース一つで上京し、机や

布団などは、編集者の丸山

昭や赤塚の母親が揃えて

くれました。黒いクレヨン

で描かれた、壁のカウボーイ

の絵は、その上手さに、他

のマンガ家も感心したそ

うです。合作マンガの制作

は廊下を挟んで向かい側

の石森の部屋で行われ、

ちゃぶ台を囲んで3人で

作業をしました。各部屋の

ドアは開けたままになっ

ていることが多く、石

の部屋からは、クラシック

やポピュラーのレコード

が良く聞こえてきました。

 

 順 路 ➡

 

❹新発見!

  当時は23号室

 

  建物は何度も手が加えら

  れ、増築の際にこの部屋

  はできたものです。

 

なるほど、だから部屋番号が並んでいないのね。でも、抱いていた謎は解決されないまま。。。

 

「映画『赤い糸 輪廻のひみつ』ギデンズ・コー監督×山崎貴監督 スペシャルオンライン対談!です」篇(20240629)から