②「宇都宮LRTで城跡探訪」篇
「門」より「土塁」のこちら側を歩いて行きます。
「梅林」の間を順路のように左に右にと曲がって延びていく道を歩いて行く
このあたりは「曲輪Ⅴ」なのかな。要所要所に設置されている案内表示も,これから進んで行く方向も意識して見ておこう
公園利用のみなさんへ
・公園はみなさんで楽しく利用いただく施設です。
・マナーを守り、他人の迷惑にならないよう、ペットなどは
放さないで運動をさせてください。
園内は火気厳禁です。
また「鬼怒川」がみえる端っこまで来てしまいました。遠くに見える山々と合わせられるだろうか
この場所と鬼怒川の比高は、約25m(ビル8
階建てに相当)です。
この崖の下に、以前は深い淵があり、そこに白い
ナマズが住んでいたという伝説が残っています。
また、この城から北へ約12kmのところに勝山城
(さくら市)があります。14世紀以降、芳賀氏が入り、
那須氏の侵攻に対応した城です。
振り返ると大きく長い「土塁」と「空堀」が視界いっぱいに広がる。
1号堀
この堀は、2号堀と接続させること (堀の規模)
により曲輪Ⅰを逆L字形に囲み、城の 上 幅 約 5 m 下 幅 約0.25m
一番北側を防御しています。 深 さ 約3~4m 形 状 薬研堀※1
右の写真の断面に見られる黄色い土
は、土塁の盛土に使用されていたもの
で、廃城時に埋め戻されたと考えられ
ます。
現状は、堀を復元せず廃城時の姿と
なっています。
※1 断面がV字形になった底の狭い堀。
なかなか全体像をカメラに収めることは難しいなぁ はっきりとは「曲輪Ⅰ」「曲輪Ⅱ」「曲輪Ⅲ」の場所を特定することはできないまま,とにかく林の間を過ぎていく。
また「木橋」があるが,これは「2号堀」に架かるもの。
木橋
この木橋は、2号堀を渡る施設です。 (木橋の規模)
橋の手前は、鉤の手状になっており、 長 さ 5.5m
真っ直ぐ入れないよう工夫されていま。 幅 2.35m
す。この橋を渡って城の中心部に入
ります。
発掘調査では、写真のような橋脚の
柱穴が堀底から4本確認されました。
柱の痕跡から直径が25cm前後の丸い
柱であったと想定されます。
この「曲輪Ⅵ」の範囲にはようやく建造物が現れてきたな
「『第4回SAITAMAなんとか映画祭』でも。」篇(20240302-03)から