上京して6年間お世話になっている、僕の大切な人がいます
僕が住んでいる下宿屋さんの大屋さんのお婆ちゃん。
昔ながらの下宿屋さん、僕以外に男性が3人住んでいるのですが、二階建ての一軒家にそれぞれ個別な部屋があり、おばあちゃんの部屋もあります。
僕は実の祖父母に会ったことがないので、下宿屋さんのお婆ちゃんの事を、お婆ちゃんがいたらこんな感じなのかなーと思いずっと接してきています。
今年で93歳の大正生まれ。
昔は全国各地から、早稲田や学習院など、下宿近くの大学に通うため、学生が下宿先として、利用していた所でして、そこの大屋さん。
当時は旦那さんもいらっしゃったみたいですが、他界されて、ここ何十年は一人で下宿を守ってきました。
今は僕を含めて社会人が4人住んでいるのですが
僕は、上京してこのお婆ちゃんに何度、助けられたか。
仕事や、人間関係でどうしたらいいかわからなくなったとき、自分が嫌になったとき、人に迷惑をかけたとき、お婆ちゃんは僕の話を聞いてくれました。
話を聞いてくれて、毎回最後はこう言うのです
『明日、もう一日頑張りなさい』
すると次の日になると、元気になったり、状況がかわったりと
この言葉に救われてきました。
大正生まれの長い人生の先輩が言う言葉。
とても説得力があり、そしてお婆ちゃんの顔は、優しさに溢れていました。
人生今日が駄目でも明日。
もう一日頑張りなさい
コツコツ、人生は日々の積み重ねなんだと
教えてくれた気がします
そんなお婆ちゃんが先週倒れちゃいました。
昔は小学校の先生をしていたり、日本舞踊をしていたり、若いときから活発的だったお婆ちゃんは、足が悪くして、ここ近年はなかなか自力でも歩けなくなっていました。
数年前には何度か部屋で倒れて、意識を失い一緒に救急車で病院に行きました。
毎回凄い生命力で持ち返すのです。
今回も持ち返して欲しい。
昨日、お見舞いに行ってきました。
少し元気になった気がします。
お婆ちゃん!僕今日も頑張ってます!!
本当にありがとう。
あなたのお陰です。