外務大臣もいるのに国をあまりにも空けすぎではないか。河野太郎さんも外務大臣の時はほとんど日本にいないと言われたが、岸田首相は首相になってもうすぐ一年になる。まだ就任バラマキ外交を続けるつもりなのか。イギリスはイギリス連邦領やかつて植民地支配した諸国の宗主国的地位を占めている。エリザベス女王はイギリス女王であってカナダや英国圏の女王でもある。イギリスでは国民のお婆さんとして親しまれたそうだが、若くして女王の座に就かれその苦悩と責任は相当のものがあっただろう。イギリスの9月19日の国葬に各国の首脳だけでなく多くのセレブが参列すると思われる。損得感情が優先する日本人にとってはこの上ない外交の機会に思えるだろう。しかし西欧諸国と弔問外交というものの捉え方に差があるという気がする。日本の国葬がすぐなのに、エリザベス女王位の国葬にも参加したいという日本の首相の思惑は各国に伝わらないのではないか。