正月、親戚が集まって、

なんとなくの流れで人狼ゲームをやった。


ただの遊び。

そう思って始めたはずだった。


でも、やってみると意外と空気が張りつめる。

誰が何を言ったか。

誰が黙ったか。

誰の意見に、誰が同調したか。


そんな中で一番驚いたのは、子供たちだった。


「今の発言、ちょっと矛盾してない?」

「その言い方、前と違うよね」


大人が感覚で流してしまう部分を、

子供はちゃんと覚えていて、考えている。


声が大きい人の意見に流されず、

少数意見でも理由を整理して話す。

疑うことも、信じることも、感情じゃなく思考で選んでいた。


正直、感心した。


子供はまだ未熟だと思いがちだけど、

「考える場」があれば、ちゃんと考える。


人狼ゲームは、嘘を見抜く遊びじゃない。

人の話を聞いて、整理して、判断するゲームなんだと思う。


正月にゲームをしただけなのに、

大人のほうが学ばされるとは思わなかった。


子供たちは、もう十分考えている。

あとは、大人が

「考えていない前提」で接するのをやめるだけなのかもしれない。