私と妹の母親は、昔から口うるさいところがあった。

 けれど、その言葉の一つひとつには、いつだって深い優しさが込められていた。

「子どものために」という思いが誰よりも強く、その愛情は十分すぎるほど私たちに伝わっていた。


 私は幼い頃に持病を抱え、何度も入退院を繰り返した。

 不安で泣きそうになる夜もあったが、母親の存在はいつも温かく、どんな時もそばにいてくれる頼りになる存在だった。


 父はマイペースな人で、家庭の細かいことにはあまり気が回らないタイプだ。

 その分、母親はきっと多くのことを一人で背負い込んでいたのだろう。

 高校生の頃、父が職を変えた時も、その裏には妻としての葛藤や苦悩があったはずだ。


 そして、妹の離婚、父の事故、妹の乳がん――

 家族に次々と降りかかる出来事にも、母親は弱音ひとつ吐かず、前を向き続けてきた。

 孫の面倒も率先して見てくれ、家族を支える中心であり続けてくれている。


 苦労の多い人生だったはずなのに、母はいつも前を向く。

 その姿は、私にとって尊敬であり、希望であり、家族の強さそのものだ。


 そんな母親に感謝です!