昨日は妹の診察日だった。

以前に撮っていたCTの結果を聞いた。


胸の癌細胞は、少し小さくなり、触診上も柔らかくなっているらしい。

正直、この言葉を聞いた瞬間、胸の奥に溜まっていたものが一気に抜けた感じがした。


ベージニオは1日50mgを2回。

いわゆる最低用量だ。

しかも、服用期間はまだ3ヶ月弱。途中で数値の関係で2回中断もしている。


好中球は1400。

正常値ではないが、ギリギリ継続可能という判断。


それでも――

効果が出ている。


本人も「調子がいい」と言っている。

この“調子がいい”という一言が、数字以上に救いだった。


医師からは

「職場復帰も視野に入れて…」

という言葉が出た。


正直に言えば、

「いや、早過ぎやろ」

と思った。


妹は保育関係の仕事だ。

体力も使うし、感染症のリスクも高い。

治療が効いていることと、無理をしていいことは全く別だ。


ただ、それでも――

その言葉が出たこと自体が、

“回復の流れに入った”

というサインなのだと思うと、素直に嬉しかった。


低用量で、途中中断がありながらも効果が出ている。

これは、治療が合っているということでもあるし、

これから調整できる余地がある、という意味でもある。


まだ道の途中だ。

安心するには早いし、気を抜くつもりもない。


それでも昨日は、

ちゃんと喜っていい日だったと思う。