バイク壊れて新幹線で帰宅…。 | My Rider's Chic

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バイクとかマラソンとか登山とかスノーボードとか英語学習とか。
OLの日々の雑多な日記。

 土曜夜はユースホステル泊。1週間ぶりに屋内での睡眠!今夜はぐっすり寝て、明日の東京までの長距離運転に備えねば!と思ってたのに…。ドミトリーなので部屋で他に寝てる人がいるんだけど、それが3時前くらいから部屋を出たり入ったり荷物を開けたりしまったり、コソコソやってるぽいのはわかるんだけど物音がぁーーむかつき


 トイレに起きるとかならわかるけど、出たり入ったり3回は繰り返してて。その度に鍵をかけたり開けたりカチャカチャ、ドアの開け閉めもすっげえうるせえ!!(俺、明日早起きして東京まで土砂降りの中運転して帰らなきゃいけないのに…しっかり寝て睡眠不足解消しないと危ないのに!!)と思ってしまい、「マジうっせえなムキー!!」と一言怒鳴って耳栓して寝る…(左矢印わりとすぐブチキレる人)いろいろイライラが…むかっ

 翌朝は5:30くらいに起きて、荷造りを済ませ、6時半くらいのバスで待ち合わせ場所へー。そこから雨の京都市内を歩いて散策。

 

 

 有名どころの寺社仏閣ではなく、味のある街並みを案内してもらい、雨はすっごいけど、それはそれで楽しかったんだけど、なんか…昨夜と同様、時間が…。私、お昼食べたら帰らなくちゃって言いましたよね? 11:57くらいのバスに乗りたいって朝会った時にも言いましたよね?

 

 

 お昼食べてお土産も買わなくてはいけないことを伝えているのに、10時半になってもまだ延々と検討はずれの方向に歩いて行かれている気がして、「えーと、11:57のバスで帰りたいんですけど…」ってもう一度言ってみたら、「え!?それじゃ全然時間ないですね!」って、急遽行くつもりだったところを取りやめ、お昼とお土産買う場所探し。

 

上矢印これは朝食。ふわふわ焼き立てパンにバターとかタマゴサラダとかつけて食べる。

 

 お昼はわりと適当なところで、京都っぽくもない感じのご飯になり。お土産は当初行こうとしていたところは遠すぎて無理で、電車にまで乗って阿闍梨餅のお店に連れて行かれたんだけど、賞味期限5日って…実家とかラン友さん、茨城の友達にも買いたかったので、今日から5日以内に配り終えることはできないんよ…。ここでは会社の人たち向けのお土産を買うだけにして、あとはSAで買うことに。なんかいろいろバタバタになってしまったな。

 

 

 案内してもらって申し訳ないが、私、もう8日間旅を続けてずっとキャンプでバイクで走り回って来て、さすがに疲れてて、ここから東京まで雨の中500Kmくらい運転しなきゃいけなくて、できれば明るいうちに東名は抜けたかったんだ…。もうちょっぴり気遣っていただきたかった…。

 

 

 予定の2時間押しくらいでようやくバイク走り出し。ここから東京までひたすら雨の予報なので、がっつり防水対策して走り出す。まずは高速乗ってすぐの大津SAでお土産購入。ここから浜名湖くらいまでは一気に行かないと話にならない。

 伊勢湾岸辺りは相変わらず風もすごくて、ひたすら身を縮め、小さなカウルの中に隠れるようにして、バイクから引き剥がされそうな強風に耐える。バイクも左右に振られて怖い。そんな状況なので無理な運転はするつもりなくて、せいぜい100Kmくらいで走ってて、たまに遅い車いると追い越しかけるんだけど、なんか…妙に吹け上がりが悪い。非力。ガソリンはいっぱい入ってるし、何だろう?エンジン調子悪いんかな驚きと思ってすごく不安。でも何だかわからないし、走り続けるしかない。

 新東名が工事渋滞してたから旧東名を選んで、予定通り浜名湖SAまで来て、まずガソリンスタンドに入ったところ、クレカ渡したスタッフのお兄さんがなんかごちゃごちゃ内輪で話しててなかなか給油に来てくれない汗 ようやく来たと思ったら、いきなり「おねえさん、ラジエーター液めっちゃ漏れてますよ、来た時から臭いなと思ってたんですよ」と。見てみたらエキパイに液漏れてカッピカピに乾いてひどいことになってる。

 

 

 「結構漏れてるし、焦げ付いてるのもあるから前から漏れてたと思います。このままいくと最悪エンジン焼き付きます。まだ水温計の警告灯ついてないなら大丈夫だと思いますが。ここは高速のスタンドなので、ラジエーター液なんかの用意がない。高速を降りて液を補充してから走った方がいいと思う」とアドバイスしてもらった。

 動揺しつつ、まずバイク駐車して、地元(浅草)のバイク屋さんにTEL。液漏れのことと、吹けが悪いと感じたことも伝えたところ、「もう走らない方がいい、水温計は液漏れしてるならつかない。判断材料にならない。水がなくなっていきなりエンジンが焼き付く」とのこと。だよね、確かそうだと思ったんだ…。
 
 バイク輸送のこともアドバイスしてもらって(保険会社かJAFを使え、ネットで見つける格安レッカーはボラれるから絶対利用するな!)、まずは言われた通り任意保険のロードサービスに連絡してみる。が、このロードサービスは一般道で最大150Kmくらいの輸送しか想定してなく、15万円までしか補償してくれない。GWの高速を250Kmとか走るとなると、15万円を超過して自腹になる可能性がある。おまけに人間(私)は乗せてもらえない。私自身は自力で浜名湖SAから帰らなくてはならない。(ちょうど上りのSAにいるしヒッチハイクかな…とか考えてたw)

 JAFは調べてみたけど、これも近くのショップまでの輸送しか想定してなく、おまけに私は未加入。呼んでその場で加入もできるけど、その場合でも非加入と同じサービスしか受けられない(つまり有料)。私とバイクが東京まで帰る方法は金払う以外はなさそうだ。

 お母さんはとても裕福で考える前に金で解決しちゃうタイプの人なので「もうタクシーで帰りなさい!カードあるでしょ?お金おろしていいから!」とか言ってくるw 甘やかさないでください、私は自力で生き抜く旅をするために家を出て来たんだ。ここで頭も使わず金で全部解決とか、一番つまらなくてくだらない。

 あと少しだけ、ZRXに頑張ってもらって、最寄りのショップまで走ろう。と思い、スマホで検索。幸い浜松の近くだったので、バイクショップがいくつか見つかった。そしてさらに幸運なことにまだ18時で、ギリギリ営業時間内。簡単な説明文や口コミを見ながらまず1軒にTEL。親身に状況を聞いてくださったが、ここHONDAのショップでカワサキ車は見られないと断られてしまった。カワサキが直営店にしかパーツ出さない方針にしてしまったから、この対応はしょうがない。
 
 サクッと諦めて次!こちらは大正解だった〜。ふんふんと状況聞いてくれた後に、「近いし引き上げに行くことはできる。場所はどこ? それからあなたを駅まで送って行きましょう」と。私からは液漏れしたバイクを見て欲しいという依頼しかしてないのに!なんて親切な方なんだ!!もうその場で即決!

 

 

 到着まで時間があったので餃子定食を食べ(腹が減っては戦ができぬ!)、到着後にその場でバイクを見てもらったけどまあ原因とかわからないので、バイク乗せて私は助手席でショップに向かうー。高速の料金所を降りるときに「あんたのバイクもここで料金払う必要があると思うよ」と言われ、初めてETCのことに思い当たる。路肩で待ってていただいて、管理所に状況を説明、カードを渡して処理してもらう。
 

 なお、私のバイクのETCカードはシート下に入っているため、土砂降りの中全ての荷物をおろし、シート外してカードを取り出して支払うというめんどくさい状況をひたすら待っていていただいた…ネガティブ

 ショップについて荷物は全部預かってもらい、必要なもの(お土産、衣類、レース用のウェア、諸々の充電器など)だけ持って、浜松駅まで送ってもらい、新幹線で帰宅。自由席は座れる程度には空いてて助かった。レインウェア着てても水が浸みてジーンズびしょ濡れだったので、家に帰るまでとても寒かった

 

 

この一連のことをTwitterで呟いてたんだけど、横浜のラン友さんが「大丈夫!?どうしてもダメなら車出して迎えに行くよ!」とLINEしてくれたのが嬉しかった。横浜から浜名湖とか、そこそこの覚悟がいる距離だと思うのに。もちろん人にご迷惑をかけるつもりはないけど、そんなことを申し出てくれる優しさが嬉しかった。

 

 

 バイクは直り次第、また浜松に引き取りに行くつもりだったけど、ショップの方、東京にお子さんが住んでるし、バイクのオークションでよく千葉に来るそうで、「行くときに荷物ごと運んであげるよ」とのこと。何から何まで素晴らしい対応をありがとうございます。

 

 

 あと、今回お願いしたショップの人はかなり「私の感覚」に近い感じの人種だったー。走る人が好き、所有して自慢するだけのお飾りバイクは可哀想。傷だらけのバイクは走った証、ボロボロ上等。なので、新車で買って21年間128,000Km乗りつづけて来てるとか、8日間かけて一人でキャンプで四国を走り回って土砂降りの中、帰り道で力尽きた私は「面白い人間」だったようで、多分気に入っていただいたと思うw

 「あんたはちゃんと『バイクに乗る人』だから、今回の不調(吹け上がりの悪さ)にも気づけた。乗らない人間はそれがわからなくて、本当に取り返しがつかないとこまで壊してしまう」と言われた。私わりと「バイクのこと何にも知らなすぎる!」「それくらい自分で直せるようになれ!」とかめっちゃ叱られることばっかなのに、この程度のことで褒めてもらうとかびっくりだ。

 そんな私の大切な相方なんです。一目惚れして、2年間憧れ続けて、衝動買いして銀行員2年目の夏冬のボーナス全部突っ込んで、21年間乗っても未だ色褪せないくらい世界で一番大好きなバイクなんです。そしてもうカタログ落ち、生産終了。時代遅れのキャブ車。お願いだからまた走れる状態に直して欲しい…。いいご連絡がある事を祈ってます…。

 

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