父が時代劇のファンなので、
物心がついた頃には、すでに時代劇が身近にありました。
当然、詳しい話の内容は理解できないので、
殺陣のシーンだけ、テンションを上げて観ていたのだけど(笑)
「暴れん坊将軍」
って番組があるじゃないですか。
実はボク、子どもの頃、
何が「暴れん坊」なのか、しばらく分からなかったんですね。
だって、
生まれて初めて知った将軍が、
あのドラマの徳川吉宗なワケですよ。
だから、
自ら城下に出て、悪人を懲らしめるのが、
ボクにとっての「フツーの将軍」なのです(笑)
「フツーの将軍」じゃないところが、
あのドラマの面白いところなのにね(笑)
「将軍」に限らず、
子どもの頃に、自分が初めて知ったこと、知ったものって、
比較対象がないので、
「それがフツー」
だと思ってしまいがちで。
そして、それには、
かなりの確率で、親が関係しています。
大人になって、社会に出ることで、
「ああ、あれはフツーじゃなかったんだな」
と気づくこともあるけれど。
自分の中の「フツー」って、
「フツー」すぎるがゆえに、
それが「フツーじゃない」なんて、疑いもしないし。
特に、他人の「フツー」と比較できないようなものは、
40代50代になっても気づかないまま、なんてこともあります。
だから、もし、
あなたが今、
何かしらの「生きづらさ」を感じているとしたら。
「この生きづらさの元になっている価値観(○○するのがフツー)はなんだろう」
と、考えてみてください。
そして、それが分かったら、
その価値観を疑いましょう。
だって、
自分を苦しめる価値観なんて、
どう考えたって、そっちのほうがフツーじゃないのです(笑)
例えば、
「缶詰は、あのパカッとする取っ手を使うんじゃなくて、
ちゃんと缶切りで開けたほうが美味しい」
って価値観を持ってる人が、
「毎回、缶詰を開けるのがしんどいんです……」
って悩んでいたら、
どー考えたって、悪いのは価値観の方じゃん?(笑)
そんな価値観、秒で捨てろよ!
って思うよね(笑)
間違ってるのは、
あなたじゃなくて、あなたを苦しめる価値観のほうだから。
自分の中の「フツー」を
疑っていきましょう♪
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【今日のひと言】
かれこれ数十年、だいたい、
「水戸黄門」と「大岡越前」と「暴れん坊将軍」を
永遠にループして観ているウチの父(笑)