2019年3月19日の記事を加筆修正しています。
ちなみに、私はしっかりお代を頂いて鑑定をしています。
なので、
「本物の霊能者はお金を取らない」
って理論で言うと、ものすっごい偽物霊能者です。
無償で鑑定をしてる方って実際にいらっしゃると思うし、見返りを求めずただ与える行為に徹することで相当な徳を積まれてるんだと思います。
何かを与えたら必ず何かを得るし、何かを差し出すってことは何かを受け取るようになってる。
全てのエネルギーは循環しているって考えたら自然なこと。
入ってくるものがお金などの物質的な物(エネルギーが具現化したもの)か、徳(運・チャンス・ご縁とか目に見えないエネルギー)なのかっていうだけの違い。
じゃあ逆に、物質的な対価を払わずに何かを得ている場合、何を差し出しているのか?
与える側の人が受け取るものが徳なら、失っているものって何なのか分かるよね。
ここまで読んで、
「今まで与えてもらってばかりだ…どうしよう」
って思った方は大丈夫。
与えてくれた方に直接何かをお渡ししていなくても、感謝の気持ちが強いから自分のことだと感じるのだろうし、本人に返さなくてもちゃんと他の方に恩送りできてるはず。
ここだけは、絶対に間違えないでね。
物理的にも精神的な支えも何もかも失ってこれからどう生きていくかっていう時は、与える余裕のある方から貰えるだけ貰って、自分の幸せを確保できた後に誰かにしてあげたらいい。
大丈夫かしらって思うのは、
「わーい!タダだって!得した~」
って、自分が受け取ることに夢中で、感謝も恩送りもしない人。
人を助ける仕事の人は善人じゃなきゃいけなくて、自分と同じ生身の人間ってことも忘れてる。
こういう人って、貰うことが当たり前にすらなってるんじゃないかな。
得したって思ってるかもしれないけど、今まで貯めた徳の貯金を使って支払ってるんだよ。
対価を払ってないこと自体が問題なんじゃない。
その根っこの在り方(考え方やマインド)が、徳をすり減らすスピードを加速させる。
自分の状態や状況で感情は左右されるものだから、いつも必ず感謝の気持ちを持つようにってことじゃない。
自分で自分を幸せにできる人間で在るためにも、徳をすり減らすスピードが大きくならないよう心の片隅に置いてて欲しい。
そして、与える事が自然とできる徳の高い皆様。
目の前の人の徳をすり減らさないためにも、
「いつか余裕のある時に、他の方に恩送りしてね」
って、一言お伝えしてあげてください。
どちらか一方に偏るのではなくバランスよく循環させる。
そうしたら、魂が磨かれるのと一緒に幸せは伝染していく。
教育は、道徳と知恵の二つの基盤上に立たねばならない。
前者は美徳を支えるために、後者は他人の悪徳から自己を守るために。
前者に重点をおくと、お人好しか殉教者しか生まれないし、後者に重点をおくと、打算的な利己主義者が生まれる。
ーシャンフォール