如月

 

私が生まれた月。

 

私が生まれた時は、寒い寒い冬の嵐が吹き荒れていた、と、祖母が言っていた。

 

きさらぎ。

中国からきた古い言い方。

あちらでは、にょげつ、って読むんだって。

 

何で日本では、きさらぎ、と読むのか昔調べたことがある。

 

厳しい寒さに備えて重ね着をする、

衣を更に重ねる。

という意味だそう。

 

なのに、今年の如月はもう春。

暖かい。

重ね着どころか上着を脱ぎたいほどの暖かさ。

 

何で?

北から暖気が下りてくるから、エルニーニョ現象だから、と、気象予報士さんが言ってる。

ふーん。

 

庭の梅が次々開いている。

可愛い。

これは、小梅がなる梅。

観賞用ではないから、姿がいいとは言えないけれど、春を告げる花は愛らしい。

 

 

朝と晩はまだまだ寒くて、昼間はへんてこりんな陽気で、体がついて行かない。

私みたいな、日本中のお天気痛持ちの方々は、きっと辛い日々を送っている事でしょう。

ここ最近、季節を違えた(たがえた)気候が多くて、なんだか気持ち悪い。

どうか、大きな災害が起きませんように。

 

 

愛猫がお空の神様にお嫁入りしてから、ニャンこロスが落ち着かない。

事あるごとに思い出して涙が止まらない。

弱いわ、私。

 

引き出しに猫の目がある事を思い出した。

クリソベルリキャッツアイ。

二月の誕生石。

 

みんな、

二月の誕生石はアメジスト、って言うけれど、

猫目石も二月なのよ。

 

だから、

ニャンの目のかわりにつけることにした。

画像よりはもう少し緑がかっている。

まさに猫の目。

 

辛いことがあるとこの石に愚痴って、嬉しい事があると光にかざして報告する。

小さい石は何にも言わないけれど、細い瞳で見つめ返してくれる。

まさに、

猫の目。

 

あの子が見ていてくれる、と、思うことにした。

まだ癒えないけれど・・・

 

明日も暖かいらしい。

一日の寒暖差が大きいと、

頭痛薬が・・・カフェインが・・・チョコレートが・・・手放せないわ・・・ぐすん・・・

 

ファイト!私。