ティン・ホイッスル

って、知っている方いるかな?

 

アイリッシュホイッスルとも言う、ブリキの笛です。

 

奥の2本ね。

 

有名なところでは、映画タイタニックの最初の方で、

3等船室でディカプリオ達が、踊って騒ぐパーティーのシーンで使われてたアイルランドの楽器です。

 

日本の子供たちが音楽で習うリコーダーに似ているけれど、

D、レ、の音から2オクターブの音域が出ます。

 

手前の大きいのは、1オクターブ低い、ロー・ホイッスル。

 

茶色いの、手前は竹、奥はなんの木か忘れたけれど、木。

この2本は、七曜工房、というところで買った創作楽器。工房では、ジャパンホイッスルって呼んでるみたい。

 

土曜日の深夜、NHKの星野源さんの番組の中で、アイルランド民謡の「ダニー・ボーイ」が流れていました。

私が、ティン・ホイッスル、で、最初に練習した曲です。

 

その日は時間が遅いから近所迷惑なので我慢。

で、今日、覚えているかな?と思いつつ吹いてみました。

 

しばらく吹いてなかったけれど、案外覚えてました。吹けました。

 

ブリキの笛は変わらないけれど、木や竹製の笛は、少し音が優しくなったかな?って感じました。

買った時は、もうちょっととんがった音、キーンとした音だったのが、まろやかな音が出てる。

 

不思議。

植物って、楽器になってからでも変化するのかな?

 

そう言えば、ギターも4本あるけれど、買った時から何十年もたった今の方が、どれも良い音が出るようになったと思う。

本当に不思議。

 

それに比べると、ブリキの笛やガラスで作られたグラスフルートは、いつも同じ音。

 

変わる音、変わらない音、どちらもそれなりに良いところがあって、管理が難しいところも愛しい、なーんて、ね。

 

ご機嫌で演奏してたら、

来たわ。

やっぱり来た。

うちの、にゃん。

 

笛の音が嫌いなの。

フルートもオカリナもホイッスルも、笛、大嫌いなんです。

私の体に自分の体を押し付けてきて、やめて、の仕草。

やめないと、肘を噛むの。

このにゃんの前にいたにゃんなんて、楽譜の下に前足を差し込んで、パタンって閉じるんだからやめない訳にはいかない、歴代にゃんに嫌われている楽器です。

 

今いるにゃん、やめたら安心して寝ちゃったよ。

高音が嫌みたいで、お祭りの笛が聞こえても、私にべったりくっついて嫌がるんです。

猫は、どの子もそうなのかしら?

 

かわいそうだから、笛が吹きたくなったら工場で吹こう。

と、布で拭いて立てて乾かしてます。

木や竹製のは、かじられそうなので、早々にしまっておかないと。

 

我が家は、飼い主がにゃんに合わせてる、良くない家です。