私が作ったお雛様の中で、一番小さいのがこれです。
ばあちゃんが生きている時に、着物違いのをプレゼントしたら、ひゃー!と、感動の雄叫び、めちゃくちゃ喜んだの。
面白いでしょ。
母親が和裁師だったので、お仕立ての後、残り布はかなり小さい物もお返しするのですが、さすがに、3㎝角、2㎝幅くらいの小さな布は捨てます。それをもらって、集めて置いてこういうのや、つまみ細工に使います。
だいぶ前に仕事はやめていて、数年前に亡くなったのだけど、端っこ布はまだ少し残っています。振袖と留袖が多かったので、黒い布が多くて、可愛いのは無いんだけど、振袖は色とりどりの縮緬の無地の所をもらえて、全て絹で、こういうのができたわけです。
でも、小さい端っこ布だから、同じ物は作れないんです。
一体、1.5㎝くらいでしょうか。
小さいでしょ。
髪の毛は縫い糸を束ねています。絹糸は腰が無いので、木綿糸です。
杓と扇は和紙です。
普段は、小さなケースに入れているのだけど、撮影のために出てきてもらいました。
今の時期、まだまだ、違うタイプのお雛様が床の間に集まっています。
にぎやかです。