私が初めてネットショッピングでお買い物した、
バラの飾りの角砂糖が届きました。
大満足です。
2月10日は、ニットの日だとか。
私が初めて、デパートの、ニットの作品展に出品したのは、40年以上前。まだ、ニットの日は制定されていませんでした。
機械編み教室に通い出して2ヶ月で、出品するはずだった先輩が何かの理由で出せなくなって、先生に頼まれ、材料もそのまま引き継いで作ることになったのでした。
白のロールアップ襟のセーターに、ジャンパースカート。おそろいのポシェット。
ジャンパースカートは、からし色の地に、いろんな色の編み込みがびっしりのやっかいな物でした。今考えても、よくできたものだと思います。
私が作者とは知らないお客様が、
「これって編んでないよね」、「まさか、無理でしょ」、と聞こえてきたので、「私が編みました、裏を見てもらえばわかります」と説明すると、とてもおどろかれて、とてもほめてくださいました。二十歳でした。
その時の先生が、丁寧に教えてくれて、ほんの2か月余りしか通えなかったけれど、毎日、集中的に、ほぼ一日中習ったので、人様に教えてあげられるほどの知識を身に付けられました。特に、まちがった時の対処法は、とても役に立っています。
転居のため、教室はやめちゃったけれど、その後、とんでもない数のニット作品を作りました。中には、編み直しの毛糸を使った物もあります。色を染め直した物もあります。手袋も、スカートも、チャイナドレスも、何だって自分で製図して作品にしていくのが生き甲斐だった気がします。
当時は、そこそこのお小遣い稼ぎができるほどでしたが、今と同じで、お金はもらわない主義でした。私はお免除持っていないから、という理由です。
私は、車の免許と船舶免許、証券外務員の国家試験免許(今も使えるかはわからないけれど)しか持っていないのです。
今は、安くて素敵なニットがあふれているから、手作りのニットなんて誰も興味ないと思うけれど、40年以上たっていても、その時に編んだカーディガンなどは、今もちゃんと着られます。編み込み模様も結構斬新で、今のボトムスにもちゃんと合わせられます。
難点は、ウール100%でびっしり編み込みしてあるから、二重と同じなので、
重い!(笑)
今は、軽く編める毛糸がいっぱいあるし、全体びっしり編み込みは流行らないから、編めば勝手にグラデーションになる糸を使ったり、変わった撚り方の糸もお洒落で、昔とは違う楽しみで編んでいます。
昔みたいな編み機はもう作られていないので、古い機械を譲ってもらって、自分でメンテナンスしながら編んでいます。
忙しくて、絶頂期の100分の1も仕上げられないけれど、仕事を引退したら、またいっぱい作りたいと思っています。
作り方を記録した何冊ものノートはボロボロになっているけれど、私の宝物です。
子供の頃から編み物はやっていましたが、本格的に習った事も私の人生の宝物かもしれません。
一本の糸が自分の手から、いろんな形に変わっていくのが、大好きです。
私ったら、好きな物がありすぎて、老後もきっと忙しく生きていくだろうと思います。元気でいなくては、と思うばかりです。