イタリア人と喧嘩になった話。 | イタリアでモロッコごはん

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イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

ここ2年くらい国際郵便物のシステムが変わって

結構面倒臭いことになっています。

 

 

それを全く知らずに

いつだか郵便局に荷物を送るのに

巨大プチプチ入り封筒に

全て日本語で宛名をペンで書き込んで

窓口に持って行ったことがありました。

 

 

そこで喧嘩に発展したことがあります。







 

 

私はノホホンと持って行って

自分の番が来たので窓口に行くと

流行り病の感染防止用の

透明プラスチックパネルが張られていました。

 

 

私は荷物をどこから手渡して良いのか分からず

下の隙間から通せるかしら?と試していると

 

突然窓口の女性が怒り出して

 

「こっちから手渡してよ!壊れるでしょ!」

 

と、怒鳴って来たので

私は上から手渡しました。

 

 

明らかにストレスで爆発しそうな

精神状態らしい彼女は

 

私が日本語で住所を書いてきた事に

また怒りを爆発させていて

 

「これじゃぁ、読めないじゃないの!」

 

と怒りながら私に言うので

 

「なんであなたが読む必要があるのよ!?

 あなたの仕事は重量測って料金受け取るだけでしょ?」

と私も言い返しました。

 

 

「システムが変わったのよ!これじゃぁ

 コンピューターにあなたの住所が打ち込めないじゃない!」

 

 

そこでやっと、彼女が怒っている意味を理解したのです。

彼女はアジア人の私が荷物を持ってきただけで

「あぁ、またあの住所入力作業をやらなければいけないんだ!」

と、私のことを睨みつけていました。

 

 

そして私が今まで通り「漢字で住所を書いてきた」ことで

彼女がコンピューターに私の住所を書いてあるまま入力出来ない事に

怒りまくっていたのです。

 

 

そんなこと知らずに私も

① 受け渡し時の態度の悪さ

②説明不足で勝手に怒っている

③なぜだか分からずにブチ切れ続けている

 

と言う3段階の態度の悪さを経て

 

こっちもブチ切れスイッチが入って

 

「じゃぁ何なの?封筒の空いているところに

 ローマ字で送り先を書けって言うの??」

と聞くと

 

「そんな!茶色の封筒にボールペンで書いたって見えないわよ!」

 

「じゃぁ白い紙に書けば良いの?

 私、今、貼り付ける用のガムテープないけれど

 あなた達何かテープ持っている?」

 

 

彼女は限界に達して

他の局員とワーワー喚いてます。

 

 

「一体どうすれば良いのよ!?

 封筒ごと交換してこいって言うの?

 それより何より、最初からそのあなたの態度は何なのよ!

 ただ郵便物持ってきただけでこっちがお金払う立場なのに

 何で最初からあんな扱い受けなければいけないんだか

 

 さっぱりわかんねーんだよ ゴルァ〜ムキームキームキー

 

と私が吠えると

その怒りの雄叫びを聞いた

郵便局長が後ろの方から出てきて

 

 

あ、あの、あなた、落ち着いて!

何があったの?

 

 

「この窓口の女の態度が悪過ぎて限界を超えたのよ。

 何で何も悪いことしていないのに

 こんな酷い扱い受けなければいけないのか

 この女の寝起きの悪さに私が巻き込まれるのはゴメンなんだよ!」

 

まぁ、まぁ、2人とも落ち着いて!

 

「この女に私が何をしなければいけないのか

 静かに説明させて郵送手続きを終わらせてくれ!

 そして一刻も早く家に帰らせてくれ!」

 

私は局長に訴えていると

隣の窓口から、落ち着いた違う局員がヘルプに入った。

 

 

先ほどの限界迎えた女は立ち去り

救世主の違う局員が静かに応対してくれた。

 

 

国際郵便のシステムが突然変更したこと。

局員は窓口で荷物を受け取ったら

郵送先の住所をパソコンで入力しなければならなくなったこと。

だから封筒にはローマ字で住所を書いてきて欲しいこと。

 

など、変更点を静かに説明してくれた。

 

そんなこと知らなかった私は

「じゃぁわかった。空白スペースに

 太いペンでローマ字で書いてくれば良いのね。」

 

 

 

 

たったそれだけを伝えるだけで事は済んだのに

最初の局員は、アジア人の私を見ただけで

「あー面倒臭い客が来た!」と

嫌悪感丸出しで、明らかにキャパオーバーになり

しかも説明なしにブチ切れていたのだ。

 

 

 

そこにペルー人が郵便物を持って入ってきたので

「ねぇ、あなた油性ペン持っていない?」

と聞くと

 

持ってるよ!

 

と言うので貸してもらって

ローマ字で日本の住所を書いて

それを見て、落ち着いた局員さんが

パソコンに入力して、郵送作業は終わった。

 

 

つまり、作業がやたらと増えたものだから

働きたくないあの女性は

私に向かって当たっていたのだ。

 

そ、そんな、当たられてもガーンガーン魂

 

 

イタリアでは良くあるよね。

 

でも、ブチ切れている当の本人は

自分がそんな態度を取っているなんて

わかっていないことが多いから

 

きちんと怒りを示して

相手にどんな態度を取っていたのか

みんなの前で知らしめてやるのがいいよ。

 

 

イタリア人は例え私が外国人でも

きちんとイタリア人の暴れん坊に

「今のはお前が悪い」

と言ってくれるからね。

 

 

イタリアはこうやって

全ての作業を郵便局側でやってくれるけれど

さて、日本の変更点を聞いたらビックリ。

 

 

あの暴れん坊局員がブチ切れていたのが

今度は送り主がブチ切れるシステムになっていたのよびっくり

 

 

つづく