イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

私は以前、この料理研究家の方を存じ上げず

彼女を知るキッカケとなったのは妹だった。

 

 

妹が、あまりにもウットリした目で

彼女のブログを見つめながら

 

「今度、この先生のお菓子教室に参加するのお願いハートのバルーン

 

と、それはもう嬉しそうに言っていたのを聞いて

 

へー、と、私もフォローして

彼女のブログの読者になった。

 

 

そして、妹は

あんなにワクワクしていたのに

お菓子教室の当日、

 

東京に、何年かに一度しか降らないだろうというくらいの

大雪が降り積もり滝汗

こんな中出掛けたら、帰ってこれなくなるだろう.....

と、泣く泣くキャンセルしていたのだ笑い泣き

 

 

可哀想な妹よ!

その事件を聞いた時から

私はそのお菓子のプロの方を忘れられなくなって

ブログやら、Facebookやらで気になって見るようになった。

 

 

妹は、美しいモノやキラキラしたモノが大好きだ。

私は小さい頃から洋服などにも無頓着でいたが

妹は、そんなズボラな私を信じられないと思っていたらしいニヤニヤ

 

そんな妹が夢中になってしまったくらい

センスが良く、美しいお菓子を

これまた凄いカメラワークで切り取ってあり

彼女のブログは、誰もが一目おいていた。

 

 

その方は、フランスのボルドー在住の青山翠さん。

 

彼女が作る太陽のタルトの写真を見る度

絶対に死ぬまでにこのタルトを食してみたいものだちゅー

ってくらい、美しく、情熱的な色彩を放っていた。

 

 

前作のプラリーヌを出版された時も

とっても楽しみに購入させて頂いたけれど

 

お菓子の歴史やリスのエピソードなど

読み物としても、本当に心温まる

彼女のお人柄が感じられるのが嬉しいハート

 

 




 

そしてこの度

また新作のご出版があるらしいですわよ〜おいで奥様〜ラブ飛び出すハート

ノエルの菓子ークリスマスを愉しむ32のレシピー

2024年10月29日発売だそうですわよ〜おねがい

超ワクワクしちゃいますわね〜スター

翠さんが作るクグロフとか、ヤバ美味しそうだし。

シュトレンも載っている!

白いビュッシュというロールケーキもヨダレが出そうよね乙女のトキメキ

 

 

さぁ、奥様!すぐにアマゾンで予約しましょう真顔

(私は回し者ではなく、独断でオススメしております)

 

そして、冬の大雪の日にも

家でヌクヌクとこの本をめくってお菓子を作れば

あなたも必ず優しい気持ちになって

一気に翠さんの世界の虜になってしまうハズルンルン

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたの小さい頃の夢は何でしたか?

 

それを叶えられた方は、いらっしゃいますか??

 

 

 

何か好きなことがあると

それを極めるまで突き進んでしまう私。

 

 

小さい頃は

その夢中になった事の先に

夢があるのかと思っていたので

 

まずは、面白くて夢中になってしまった

お菓子作りの延長線上で

 

パティシエールになると言い出した照れ

すると

いや、そんなに急いで専門学校行かなくても良いのでは?

と親に言われて、興奮が少し鎮まり…不安

 

 

 

 

ピアノを小さい頃から続けていたので

ピアニストになる!とも言い出した。

 

本気で先生にも付いて練習していたのだけど

自分にプロでやっていく才能は無いことに気づいてやめた。

 

これこそ、勘違いして突き進まなくて良かったと思った驚き

 

 

私は、人前に立つと目立つけれど

陰キャな部分が共存している。

 

そして、冷静になって考えても

人前でドレス着てキラキラする事を好まないし

出来れば、クローズドな環境で人と交流したいと思うのだ。

 

こういう感覚って、大人になってみないと解らない真顔

 

 

 

高校生の時には、英語ペラペラになって

将来ニューヨークに住むのが夢だった。

だけど、実際にアメリカでホームステイしてみて

食生活に辟易し、その夢は一気に冷めたネガティブ

 

 

 

 

 

ナチュラルチーズに出逢った時には

あまりの美味しさに

どうして良いのか解らなかった看板持ち

 

 

この美味しいチーズを生み出したフランス人や

フランスの文化はスゴすぎる!と思った。

 

 

だけど、フランスに実際行ってみたら

ちょっとこの食生活は重いかな?と思った。

あと、太陽光が足りなすぎた。

 

 

 

そして、東京で、ただ目まぐるしく働くだけの生活に疲れて

夢も希望も描けなくなった時に

 

救いを求めて行ったのがイタリアだった。

欧州7カ国を旅して、唯一

私の身体がイタリアの食生活なら大丈夫とOKを出していたから。

 

そして、あの太陽がきっと私を救ってくれると

本能的に感じていた。

 

 

 

イタリアに来て、自分の無能さを思い知り

情けなくて泣いた悲しい

 

 

自分は何者になりたいのか?

 

 

言葉すら喋れないえーん

 

 

赤ちゃん以下の存在だ。

世間のお荷物だ。

 

 

そして本気で引き籠もって、6ヶ月間、寝て過ごした。

 

モロッコ人の明るい笑顔と

イタリアの明るい太陽が私を救ってくれた。







 

 

私は食の世界が何よりも好きなので

料理学校に行ってみて

そこで得た知識を活かして大学の栄養士コースに入学した。

 

そうしたら、医療通訳にスカウトされた。

 

 

あれ??夢って何だったの?うーん

 

 

私はもう、夢なんてなかった。

ただ、イタリアで結婚してママになるための

最低限のイタリア語を学ぶために必死に勉強していた。

 

 

料理の先生になろうなんて

一度も夢見たことはない。

 


友人から、モロッコ料理を教えて〜おねがいとお願いされて

自分で出張お料理教室を開催してみただけだ。

 

 

そして、参加された方々が

メッチャ楽しんで喜んでくれるので

きっと、私には向いているのだろうと実感した。

 

 

小林正観さんの本で

人間は、頼まれたことをやって過ごしていれば

それで良いのです。

と仰っていた。

 

 

介護も、頼まれたからやった。

介護さえしていれば

私は好きな仕事だけを選んで生活できていた。

 

 

もし、夢が描けなくて

路頭に迷っている人がいるのなら

 

あなたが頼まれたことをやっていれば良いよ。

眼の前の、あなたを必要としている人を

助けてあげられればそれでいいんだ。

 

 

医療通訳なんて、私は喋っているだけなのに

すごい感謝されるんだ。

 

それは海外で、私にとっては簡単で

患者さんにとっては難しいことを助けてあげられるからなんだ。

 

 

ほんの小さな事でよい。

段差を越えられない車椅子の人を見つけたら

後ろから助けてあげればよい。

 

それが、あなたの存在意義なんだオーナメント


そのままのあなたで、

人に頼まれた事を喜んでやってあげれば

それが生きている証なんだ飛び出すハート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医療通訳で突然、日本人ツアー旅行の

患者さんが待つ場所に出動したりすると

 

「え?日本語喋れるんですか?」

 

とか

 

「あなたは、日本の方ですか?」

 

と、真顔で聞かれる時がある。

 

 

 

 

なにせ、仕事で行っているので

先ず優先することは具合の悪い患者さんであって

 

え?
なんで今、あなたは私を日本人じゃないと思ったの?とか

ツッコミ入れている暇はなく
 

顔が濃いからフィリピン人に見えるのかな?

それともペルー人に見えるのかな?

 

 

などと、ひとり予想を立てながら流してきていたけれど

いつもみんなが私の第一印象を

 

「本当はどう思っていたのか?」が気になっていた。

 

 

 

 

 

そして、今回また仕事で通訳していたら

一言目、私が日本語を喋った途端に

驚いた顔つきで

 

「あの、あなた、日本の方なんですか?びっくり

 

と、真顔で聞かれた指差し

 

 

 

その方と、その後お食事する機会に恵まれたので

今度こそ!と私はワクワクしながら質問する機会を待っていたデレデレ

 

 

リストランテに入って

 

ニコニコあの、忘れないうちに聞いておきたいことがあるんです。

〇〇さん、私が日本語で通訳し始めた途端

「あの、あなた、日本の方なんですか?」

って、私に質問されましたよね?

 

あの時、私をどこ出身の人だと思われていたのか?

教えて頂けませんか?

 

 

ニコあー、あの時ねー。

なんか、日本ではない、アジアの人かなー?って思ったんですよ。


ニコニコってことは?フィリピンとか、南国系ってことですか?

 

 

ニコいや、どちらかというと、中国とか、韓国とかかな?

 

 

ニコニコへー!それは日本人とどこが違うと感じたのですか?

 

 

ニコうーん、なんか発声が日本人ではないなーって思ったんですよ。

 

 

ニコニコ私の声ですか?

 

 

 

 

なるほど、まず、私がイタリア人とイタリア語で話しているのを聞かれて

その後、すぐに日本語に切り替えたから

 

私の発声が、イタリア語を話す時の

「お腹から出す力強い発声」だったことから

同じ人から日本語が流暢に出てくるワケがない!と

頭で思い込んでしまったのかもしれない。

 

 

そう、言語により、発声方法は異なるし

性格すら豹変してしまう時があるのは

外国語話者には解ってもらえるのではないかな??

 

 

日本語は、あまり口を開けず

お腹に力を入れないでも話せる言語だ。

 

 

だけど、イタリア語では

口を大きく開けて、口元をある程度緊張させないと

イタリア人っぽい発音は出来ない。

 

 

私がイタリア語を話すと

ギョギョッてイタリア人に驚かれる。

 

「君のイタリア語は、長年ここにいる事がすぐ解るイタリア語だね!」

 

それっぽいイタリア語は

日本語話者の口の開け方では出来ない。

 

きちんと口を横に開いて(←この筋肉はあまり日本語では用いない)

あとはアクセントを正確に付ければ

それなりのイタリア語に聞こえる。

 


ちなみに私は舌足らずで、巻き舌は出来ないてへぺろ

 

 




 

 

 

という訳で、ニコ彼は発声が日本人と違うという事だったのだけど

その他になにか気になった事とかありますか?って聞くと

 

 

 

ニコうーん、ベリーダンスとか踊ったら似合いそうニコニコ

 

ニコニコダンスは未経験ですニコニコ

 

 




だけど、フィレンツェの街なかで

通り過ぎるフィリピンの方々が

 

私に「同郷者への微笑み」を常に投げかけてきてくれるのは

いつでも変わらないので、やはりフィリピン人にとってみても

私はフィリッピーナ(イタリア語でフィリピン女性)に見えるようです。


現場からは以上です。

 

 



 

先日書いた義姉の思い出記事への

コメントを頂きありがとうございました。

 

 

そのお返事を書いていて

ひとつ気になったことがあったのですね。

(後述します)

 

 

私も以前、記事に書いたのですが

イスラム教での埋葬は早いほど良くて

義姉もお昼頃に亡くなって

その夜19時には埋葬されちゃっていたんですねポーン

 

 

こんな状態ですから

私達は義姉が亡くなる前に

絶対にモロッコに帰国させた方が良いと

思っていたワケです。

 

 

日本人だったらイタリアで亡くなっても

こちらで火葬して許可書と共に遺灰を持ち帰れますが

 

イスラム教徒は、火葬はあり得ない行為であり

絶対に土葬なのですね。

 

なぜなら火葬は地獄で受ける懲罰として

捉えられているからです。

 

だから日本ではみんな火葬だと言うと

そんなん、あり得なーい滝汗と言われます。






 

 

 

そして、お墓の脇にはモスクがあるので

埋葬後に礼拝の時間が重なれば

そこで男性陣は参列してお祈りするのですが

埋葬の日に、お墓に向かうのは男性だけなのです。

 

 

なんで男性だけなの??

↑これがずっと、気になっていたことウインク


これを夫になんで?と聞いてみると

 

「女性は泣き叫んだりして、うるさいからだよ。」


とのことニヤニヤ

 

確かに。

 

モロッコ人は、なんでも大騒ぎなので

泣く時も人目を憚らず大騒ぎですわえーん

 

 

だから、亡くなった当日は

故人の家族は何もせず

ご近所の人達がクスクスなど、お料理を作って

お家に運んでくれるそうです。

 

 

その後、家の前に大テントを何個も張って

故人の家族が、ご近所の人々にお料理を用意して振る舞います。

 

120人くらいの人が

入れ替わり、立ち替わり食べに来て

家族にご挨拶に来るので

ケータリングを頼む人もいれば

親戚一同で手作り料理を振る舞う家族もいます。

 

 

最近は、ケータリング+給仕サービスも頼んだりして

結婚式のように外注する人が多くなっています。

 

 

そのメニューは、クスクスだったり、

牛肉とプルーンのタジンだったり

 

スッファーと呼ばれるヴェルミチェッリパスタの蒸したものに

鶏の煮込みが掛かっているしょっぱいバージョンまたは

粉砂糖とアーモンドが掛かっている甘いバージョンだったりします。

 

 

 

 

そして、女性と子供達は

3日後、悲しみの嘆きが静まった頃に

マイクロバスを貸し切って

ご近所の人達で乗り合いでお墓にお参りに行き

これでお葬式は終了となります。


だから、日本のように「葬儀」という

形式張ったものがなく

この一連の流れが葬儀となります。

 

 

とにかく、埋葬が早いのがポイント。

 

モロッコ人は外国で亡くなっても

自国の土地に埋葬を希望する人が多く

 

棺のまま航空便で送るサービスが

手続き上2週間くらい掛かるので

外国で亡くなると、搬送に6000ユーロくらいかかります。

+2週間冷蔵庫に保管される保管代も掛かります。

 

 

こんなことになる前に

義姉はモロッコに生きたまま帰れて

 

私達はモロッコの親戚には

危篤であることを告げていなかったのですが

ラマダン中の義姉の帰国で「大歓迎」されて

 

幸せな雰囲気のまま

(喧嘩に発展する前にウインク
息子の腕の中で亡くなれて良かったなぁ〜と思いますハート

 

アル ハムドゥッリッラー 神に感謝スター

 

 

 

 

 

 

毎週アラビア語のレッスンを受けております。

 

モロッコ人の女性で

とっても教え方が上手で

 

今回、初めて、授業を受けながら

同時に理解が出来ているという

素晴らしい手応えを感じております。

 

 

今までは、それが出来なくて

大学の授業では、黒板写しているだけで理解不能.....とか

 

読みなさい!と言われても

マジ勘弁!ってくらい読めなかったり

 

教授が言う単語をノートに書きなさい!と言われても

いや、自分で書くなんて無理.....とかチュー

 

 

黒板写すだけで必死なのに

それプラス文法説明されても

聞いてねぇーしチーンってカンジで

常に私は蚊帳の外状態タラー

 






 

それがねー、初めて

先生のホワイトボードを写しながら

説明聞きながら理解出来て

 

読んで!って言われれば 読めて

耳で聞いた単語を書いて!って言われれば 書けるのぉ〜お願い

 

ここまでくるのに6年掛かったバレエ

 

イタリア語の時も

恐ろしく時間が掛かって

自分の言いたいことを言えるようになったのは8年後驚きアセアセ

 

イタリア語の場合は

大学の授業とかテストで鍛え上げられたのね。

 

イタリア上陸後6年目〜8年目で大学で学ぶ事で

文献を読むこと、人前で話すこと、カルテや書類やメールの書き方を

徹底的に学べたから、今の私があるって感じ。

 

 

アラビア語も、あと4年後くらいに

物凄く負荷が掛かる勉強を強いれば

もしかして話せるようになるかもね。

 

 

 

やはりね、語学は覚悟して負荷掛けない事には

どうにも、こうにも、上達しないからね無気力

 


 

あ、ちなみに私が習っているのはフスハー(標準アラビア語)で

モロッコで話されているのは

アラビア語モロッコ方言のダリジャね。

 

テレビでアナウンサーが話しているのがフスハーで

テレビ以外では誰もフスハーを喋っていないという.....。

方言だらけのアラビア諸国だけどねうーん

 

 

それより何より

私はアラビア語を書くのが大好きなのちゅー

 

とにかく、あの滑らかな文字を

右から左に書いていると

心の底から癒やされるの飛び出すハート不思議でしょー照れ

 

 

小さい頃から日本でペン習字をやっていたから?

文字を造形的に美しく書くことが好きなのね。

 

だからアラビア語も、印刷されている文字をお手本に

毎回美しい文字を書くことを心がけていたら

 

アラビア語の先生も

 

「ねぇ、あなたが書くアラビア語は、本当に美しいわね!」

 

って褒めてくれるようになって

 

アラビア語文法を習うよりも

ただ書いているのが楽しいラブという

本来の目的から少しズレてね?って感じだけど真顔

 

楽しければ良いよね指差し

 

 

 

そんなこんなで

語学学習は死ぬまでやるつもりで

気長に続けるのが一番よルンルン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、義姉の記事を書いて

今日、ふと思い出したことがあります。

 

 

昨日の記事を読まれた方は

義姉がどれだけバイタリティー溢れる女性だったか?

ご理解頂けたかと思います。

 

 

だって、40歳でイタリア来て

なんとかイタリア語喋って

バリバリ稼げていたのだから。

 

 

そんな彼女も晩年は

イタリアにいる事は

ただ病院に検査に行くためのような生活だったのね。

 

 

だから、必要な検査や手続きが終われば

早くモロッコに連れて行ってくれと言っていて....。

 

 

しかし彼女は最終的に

膵臓癌の末期と診断され

手術も出来ないまま、私達は彼女の容態の様子伺いをしていたのね。

 

 

彼女の唯一の希望はモロッコに帰る事で

イタリアの生活は、退屈極まりないものになっていて。

 

 

そしてベッドに寝ているのも疲れて

ベッドに座って独りでいる時

 

「神様、早く天国に連れて行って下さい」と

お願いしているのを、廊下にいた夫が聞いたのだという....。

 

 

 

あんなに「私は絶対に死なない!」と言っていた彼女が

何か異変を感じ取ったのか?

生への執着から徐々に離れて行っていたのね.....。

 

 

それを聞いた時、これでは本当に可哀想な最期だな....と思った。






 

朝起きて、私がオムツを替えて

ベッドの尿吸収シートを全部張り替えて

朝食を食べて

 

テレビを見て

寝て

 

昼食を食べて

 

テレビを見て

たまに散歩に行って

でも殆ど家から出たがらないので

また寝て

 

夕食を食べて

薬を飲んで

寝る

 

この繰り返し。

 

 

きっとモロッコにいれば

色んな人が家に訪ねてきて楽しかったのか?

と思うだろう。

 

ただ、義姉の性格では「良い子」で

静かにしていられるのは最初の3日間くらいで

お世話している人に暴言を吐き始めニヤニヤ

 

やってくる来客には、お世話している人の悪口を言うのでチーン

2週間目からは監禁状態にされていて、そこでもメンタルが病んだ。

これを3年くらい繰り返したから膵臓癌になったのだと思う指差し

 

 

ま、全て自分に返ってくるって言うのは本当で

病んでいる人の病(やまい)は自分の思考や態度のせいなのね。

 

 

もう、こういう生き方しか出来ないのであれば

私も実は祈っておりました。

 

 

神様、彼女が望むのであれば

もう、良いのではないのですか??

私達も、出来る事は全てやり尽くしました....とね。

 

 

こんなこと、思ってはいけない事なのかもしれません。

でも、私、本当に限界までやったから

素直に心から思ったのです。

 

介護を限界までやった人には

きっと解ってもらえるのでは?と思います。

 

 

ここまで辿り着いた私達にとって

義姉の魂が、やっとこの動けない障害のある肉体から

抜け出て自由になれた事は

お祭りの様な出来事だったのです。

 

 

昔はお葬式でお祭りの様に騒ぐなんて

不謹慎だと思っておりました。

 

だけど、ここまでお互い

やり切った時には

お祭りの様に見送ってあげたいと思いましたもの。

 

 

だから、義姉が亡くなる2週間前に

モロッコに帰国出来て

モロッコの方式で巨大テントを張って

みんなでお料理を食べるお葬式が出来て

良かったな〜と思ったのね。

 

 

 

イタリアで独りホスピスで亡くなるなんて

そんなシナリオは最初から無かったかのような

 

最後まで飛行機に乗って行っちゃう

バイタリティー溢れる彼女の見事な最期でございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか、義姉が借りていて

夫もイタリアに到着した時に

居候させてもらっていた家に

侍の魂を持った彼女が住んでいたなんて!

 

 

なんか、彼女を通して

義姉と夫の想い出の家を見せてもらったような

 

不思議なご縁を感じたお話は昨日のブログを見てね♪

 

 

その家を見に行った写真を夫に見せると

今あるロフト部分にあるベッドは無かったと。

 

ってことは、下のキッチンと仕切られた部屋の

ベッドに.....と言っても

ベッドが二つ置けるスペースは無いから

義姉と夫は一緒に寝ていたんだよな.....

 

 

と思った時、ある逸話を思い出したのです。

 

 

義姉は、うちの夫とは母と子くらいの歳の差があります。

何故なら義姉は最初のお母さんの長女で

夫はその最初のお母さんが亡くなった後にきた

若い後妻の次男だから。

 

 

異母兄弟だけど、義姉はうちの夫を

誰よりも可愛がってくれたそうで

他のどの兄弟よりも信用してくれていたと

何度も聞いたことがあります。

 

 

義姉は彼女の夫と関係が上手くいかず

息子も後妻(夫の母)に預け

サウジアラビアで働いた後

 

40歳の頃にフィレンツェの薬局のオーナーに招かれて

最初から労働ビザを出してもらって

至れり尽せりでイタリアにやってきて

超働き者だったので本職以外にも引っ張りだこだったと。

 

 

お料理が上手で、お掃除もしてくれるので

フィレンツェのゲイの皆様に好かれて

その界隈でも夜中までお料理を作ってあげたりして

とにかくお金には困らない大盤振る舞いの生活をしていたとちゅー

 

 

夫はイタリアに着いた時

すでに手に職があったものですから

イタリア語など喋れなくてもすぐに職場に招かれて

働き始めておりました。

 

 

この二人、イタリアに招かれているよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夫がモロッコ人の友人達みんなで集まって

友人宅でディナーを楽しんでいた時

義姉だけそこにおらず、家にいたと。

 

 

で、みんなでイタズラ電話しよう!と

いうことになって、女性陣が義姉に電話したそう。

 

 

「あの、Aさんのお姉さんですか?

 Aさんの事でお話があるのですが.....」

 

 

 

凝視 え?どなたですか??

 

 

 

「私はシルヴィアと言います。

 実はAさんの子供を身籠ってしまいまして.....。」

 

 

 

凝視 は?弟は朝から晩まで働いていて、そんな暇無いハズですが。

 

 

 

「いえいえ、お姉さんがいない時に

 お宅にお邪魔したこともあります。

 間取りも知っていますよ。

 玄関入って左にキッチンがあって、仕切りがあって.....」

 

 

 

凝視 何を言っているんですか!?

  弟は、そんなに簡単に女に手を出すような男ではありません!

  しかも夜は私と一緒のベッドに寝ているんだ!

  女を連れ込むワケないだろが ゴルァー炎

 

 

と怒って電話を切ってしまったそうだグラサン

 

 

そしてその後、夫が電話を掛け直して

 

「友人達みんなでイタズラ電話したんだよ〜、

 女の人なんて連れ込んでないよウインク

 さっきのシルヴィアは、ミーナだよ爆  笑

 

と暴露すると、なんだよ〜チュー

ゲラゲラ笑っていたそうで。

 

 

 

夜は私と一緒に寝ているんだって爆  笑笑い泣き爆  笑笑い泣き

 

 

可愛い弟がイタリアに来てくれて

嬉しかったんだろうね。

 

 

夫曰く、義姉は自分の息子よりも

弟の夫の方を可愛がっていたと。

 

 

それくらい結び付きが強い二人だったとの事ですわ。

 

だから、義姉が半身不随になって

病院から面倒みて下さいと言われた時

 

私が「同居したくない」とか

言い出せない雰囲気だったの

お解り頂けるかしらん??

 

とにかく、モロッコ人は

家族愛が強すぎて

日本人のアッサリな関係では

決して終われない程の結束ぶりなので

 

日本のアッサリな関係を想像して近づいたら

大変なことになるので覚悟しておいてねウインク気づき

 

その代わり、自分も彼らの家族になれた暁には

それはもう、大切に扱ってくれる.... ハズうーんおすましペガサス

 

 

義姉が私に意地悪していたのは

最愛の弟へのジェラシーだったのね。

 

アラブ人のジェラシーは

物凄い燃え上がりようですので炎

やきもち焼きさんがいたら

また我が家の様に大変になっちゃうかもーネガティブ

グフフーグラサン

 (渦中は決して笑えなかったから、今笑わせてもらうピンクハート
 

壮絶な義姉の介護日記はこちらからどうぞ♪

その後の義姉の最期までは

この介護カテゴリーページの下の方からご覧頂けます。

 

 

そんな、懐かしい逸話も

このアパルトメントで繰り広げられていたのかと

リアルに実感させて頂けたギフトに感謝スター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もはや、私の辞書に

偶然という文字はなく

全てが必然なのだけど.....。

 

 

先日の記事で綴った

侍の魂を持った彼女の

ご両親がフィレンツェに来られて

彼女の生きた証をお片付けされている。

 

 

私は彼女のプライベートの生活は全く知らず

病院から呼ばれた医療通訳として出逢った。

 

 

そして彼女の魂が彼女の身体から

抜け出てしまった後になって

彼女が住んでいたお家の住所を知った。

 

 

フィレンツェには何万軒のお家があるのだろう?

 

 

私は彼女の住んでいたという道の名前に

聞き覚えがあった。

 

 

それは義姉が住んでいた家で

その後、夫がイタリアに来た時に

一時期同居させてもらっていた

と言っていた道の名前だった。

 

 

私はその家の住所を聞いた時

念の為、番地もすぐにメモっておいた。

 

 

そして思い出した時に夫に聞いてみた。

 

「ねぇ、あなた、昔この道に住んでいたって言っていたけれど

 何番地に住んでいたの?」

 

 

え?●番地に住んでたよ。

 

 

「マジで!?何階??」

 

 

●階だよ、なんで??

 

 

私は鳥肌を立てながら

「侍の魂の彼女が住んでいたのよ。

 今、ご両親がお片付けしているの。」

 

えーーー!

あの急な階段を毎日彼女も上ったの??

仕事で疲れて帰ってきた時なんて

手もついて這い上がりながら上ったものだよチーン魂







 

 

それを確認した後、私はご両親にその事を話した。

彼女のご両親もビックリされていて

階段上がって左側?それとも右側の部屋に住んでいたの??

 

うちは右側で、天窓が上に付いているんだけど。

 

 

それも夫に聞いてみると

天窓が付いていた、と言っていた看板持ち



ご両親に、私達が家にいる間に

お家を見にいらっしゃいよ!

とっても可愛い眺めの良いお家なのよ。

 

 

 

私は今日なら家にいるから....と

ご両親に呼ばれてそのお家を見てきた。

 

なんとも温かみのある古い木の天井に天窓があり

そこからは素敵な景色が広がっていた。

 

 

私と知り合うよりも、ずっと前

若かりし義姉がこの家を借りて

夫がイタリアに来たばかりの頃

居候していたお家。

 

 

なんとも感慨深かった。

 

 

侍の魂を持った彼女は

魂が抜けてしまった後もずっと

私達に感動的な出逢いや気付きを与え続けてくれている。

 

 

きっと彼女も一緒に座って

紅茶を隣で飲んでくれていたのだと思う。
 

 

面白いご両親で、今日も一緒にゲラゲラ笑って

きっとその光景を見て彼女も笑っていたのだと思う。

 

 

 

 

お家の写真を撮らせてもらって夫に見せると

確かにこの家だと言う。

 

だけど、キッチンが反対側に移動していて

サロンとの仕切りが無くなって

今、ロフトでオープンになっている所は

以前は物置きとして閉まっていたのだと言う。

 

 

 

そうそう、この家の時代の義姉の

面白い思い出話を聞いたことがあるのだけど

長くなってしまったので、また明日書くね。

 

 

こうして、いつも世界は狭いな〜って

みんな繋がっているんだな〜って

ワンネスを感じる今日この頃イタリアふんわりリボン流れ星

我が家のランチは

夫は仕事で不在

娘と息子は14時に高校が終わって帰ってくる。

 

 

イタリア人家庭は

帰りのバスの中からマンマに電話して

ちょうど帰った時にパスタが茹で上がって

すぐに食べられるように作っておいてもらったり

している子もいるのに

 

うちの子は、誰も電話してこない。

 

 

そうやって、マンマが作ったものを

素直に食べる子供達なら良いですよ。

 

 

うちの子供達は

 

常に茹でたてのパスタが食べたいニヤニヤ

(少し時間が経ったモノは食べたくない)

 

その日の気分で食べたいものが違う驚き

 

偏食約1名(息子)チーン

 

 

つまり、3者3様

てんでバラバラなものを食べたがるので

私は、作ることをやめました、ハイ指差し

 

 

ただ、娘は私が食べている

少し変わったものを食べたがるので

作るのなら、彼女が帰ってくる頃に出来上がるようにして

一緒に食べたりするかな??

 

基本的に面倒臭がりなのだけど

何故か私が不在だと張り切って

自分で創作料理を作って食べている娘ニヤニヤ

 



 

 

もう、どうでも良いのは息子。

途中で買い食いして帰ってくることもあるし

 

自分でトマトソースのパスタを

彼なりのこだわりと共にニコニコ作って食べることもあるし

 

冷凍ご飯を温めてお握りを自分で作って食べることもあるし。

 

 

そして今日は、ツナお握りの気分で帰ってきたんですわ。

 

ご飯をレンジで温めている間に

ツナ缶を開けて.....

 

あれ?マヨは?

 

 

 

あ、マヨ切らしているね真顔

 

 

 

えーーー魂

 

 

この前、マンマ、マヨ手作りしていたよね。

僕も作ってみる。

 

 

私が調理法を指示したんだけど

私の言うことなんて聞かないお年頃でしょ?

で、自分でググってレシピ探して作り始めたんだけど

 

卵とオイルを一緒に入れろって書いてある

と、ブツブツ言っているんですわ。

 

誰だよ?そんな、サイトに間違った情報を書いているのは銃

 

 

 

私は、オイルは少しずつ入れないと

卵の水分と油が乳化できないよ!

と注意したのですが

 

そんなの聞かないお年頃でしょ口笛

 

だから、そこからブレンダーでガーッとやったのだけど

そりゃぁ、混ざらないがな.....ニヤニヤ

 

 

で、出来ないと不貞腐れて

マンマがやってくれ!とのこと。

 

 

面倒臭いお年頃だよな凝視

こんな、2分で出来るものを

指示も聞かずに混乱させてタラー

 

 

日本だったら調理実習で手作りマヨ作るよね。

こういう時、基本的な化学の知識が活かされるのにね。

 

 

外国では最低限の調理実習を家でやってあげないと

この子達、何も作れないままオトナになっちゃうよね。

 

うちの息子は、それでも料理をするから良いけれど

いつもマンマ任せの子供達はヤバいよね。

イタリア人、大人になっても日曜日はマンマの手料理食べに

実家に帰っているもんね。






 

 

料理の小さなコツは

全て化学的な小さな知識の集結なんだよね。

 

ステーキに塩をするタイミングとか

タンパク質凝固作用を解っていないと

調理の手順がハチャメチャになるし

 

調理手順は理由があってその順番になっているのであって

レシピを見れば、知識があってそのレシピ書いているか?

一目瞭然なんだよね。

 

あと、レシピを見ただけで

既に、そのレシピが美味しいか?想像が出来るよね。

 

私の場合、基本のレシピが頭に入っているから

一目で、コレ、レシピのままじゃ、しょっぱすぎるだろう?とか

これじゃぁ、旨味も何もないだろう?とか

瞬時に分かっちゃうから

 

レシピは参考にしても即座に分量は自分流に治しちゃうもんね。

 

 

だから、息子も経験を積めば

絶対にググっても変なレシピを信じて作る事は無くなるし

きちんと、このレシピじゃ、形にならないだろう?って

解るようになると思うんだよね。

 

 

ガンバレ、息子ニコニコ流れ星

 

 

 

 

 

 

 

 

人は、色んな事情で我慢をしてしまう事がある。

 

我慢してしまう癖と言っても良いかもしれない。

 

 

それは、小さい頃

物心つく前から一緒に過ごしていた家族の習慣を

そのまま受け継いでいるのかもしれない。

 

 

それとも、一人暮らしを始めてから

知らず知らずのうちに身に付いた習慣かもしれない。

 

 

例えば、私が一人暮らしを始めた頃

果物はバナナしか手を出せなかった看板持ち

 

 

日本は果物が高い国で

一番安い果物がバナナだったから

 

仕方なく、というか

安くてありがたく

複雑な気持ちで購入していた。

 

 

しかし、私はあの頃から

1番好きな物への投資は貫いていた。

 

 

私はチーズオタクで

チーズの輸入商社に勤めたので

日本に輸入されているチーズは

どんなに高いチーズでも買っていた。

 

 

日本に輸入されているチーズは

殆ど食べ尽くしていたので

イタリアに来てから

食べた事のないチーズを見つける方が難しかった。

 

 

それくらい、東京には世界中の美味しいものが溢れていた。

 

 

というワケで、私は果物にお金を掛けなかったけれど

美味しいチーズのためなら破産しても良いと思っていた爆笑

 

 

こういう、無意識の購入ブロックに気が付いて

(私でいうならば、果物ブロック)

なるべくその中でも1番を選ぼうという話だ。

 

 

私はイタリアに住むことを選択したため

たまたま果物が安く入手できる国で

 

私が果物の中で一番好きな「白桃」を

思う存分食べられる生活が送れている。

 

 

相変わらず、イタリアでもバナナが一番安い果物だ。

我が家のモロッコ人(夫)は、大皿に山のようにフルーツを盛って

一番上にバナナを盛り付けている。



夫はブロックなしに潔く散財する人で

ある意味振り切っていて気持ち良い。

それは、祖父の代から散財するのを見てきたから

出来ることに違いない真顔







 

 

やはり、我慢をせずに1番好きな物を選ぶのは

自分への癒やしの行為として心地良い。

 

 

バールに入っても、値段を見ずに

本当に飲みたいモノを注文する。

 

 

ランチも値段で判断せず

自分が食べたいモノをレストランで注文する。

 

 

最近の私は、無意識にブロックしてしまっている

あらゆる事に気が付き、それを外すゲームを楽しんでいる。

 

 

常に自分が1番望んでいることを

我慢せず選択し続けると

どんどん視界が広がっていく。

 

 

無限の世界が開けてくる。

 

 

そして、今までなんで

あんなブロックをかけてしまっていたのだろう??

と、クスッと笑ってしまう。

 

 

結局、あっちで散財して

こっちで窮屈に無意味にブロックして節約して....

 

よくよく考えてみたら

そんなにブロックしなくても普通に買えるものだったりしてねデレデレ

 

 

こういうことって、

本当に無意識下でやっていることなので

意図的に自分で気が付いてあげないと治せない。

 

 

普段、何を我慢してしまっているかな??って

思い付いた時にノートに書いてみると良い。

 

そしてそれを解放してあげると良い。

 

あなたも是非やってみてねスター

きっと謎のこだわりからブロックしてしまっている

自分の奇妙な行動に気がつくから飛び出すハート