嚥下訓練を始めたのは脳梗塞で倒れてから

1年2ヶ月後。


それまではリハビリ病院で試みたものの

拒否があり、病院側も無理強いはできないと

嚥下訓練はしていませんでした。


コロナ禍で面会出来ないため、生きていく

のを拒否してるから食べないの?!等と

良からぬ憶測に沈んでいました。。。


施設に入居中も経鼻栄養のみ。


嚥下訓練をしたいのと、在宅になるに向けて

経鼻→胃ろうへ。


何より経鼻はチューブの交換時に相当痛い思い

をしないといけないらしく、診察室から母の泣き

叫ぶ声が聞こえてくるのが本当にかわいそうで

辛かった悲しい


今年4月、家に帰ってきて早速専門の先生の

もと、嚥下訓練を始めました。


初めはやはり拒否がありました。


自分は食べられないと思いこんでいるような

食べるという当たり前の行為を忘れてしまった

ような…不安


1年以上も口にしなかったらそうなるのかも

しれない。


それから訓練用のゼリーを少量ずつ、数ヶ月

経ち再び嚥下検査。


結果、家族で少しずつ食べ物を選んで与えて

よいという事になりました。


嚥下食は美味しくないらしくほぼ食べてくれず

手作りの物にとろみ剤をプラスしていろいろ

試してみました…


が。


麻痺があるから変に感じるのかな?


食べてくれない物ばかり。


食べてくれる食品を探すのに苦悩の日々でした。


高次機能障害のせいで食べ物を認識しづらく

なってるのかな?


これ以上は無理なのかな?


そんな悶々とした日々を送っていましたが…




最近、嬉しい事に突然食べる事に目覚めてきま

したひらめき


食べ物に興味を持つようになったみたい。


私達が何か口にしていると、何食べてるの?

と興味を示します。


今までは食べられない母がかわいそうで、家族

みんな母の前で物を食べる事を避けていました。


一番の変化は


「お腹すいたー」


と言うようになった事ビックリマーク


家族としては、何でも食べさせてあげたい。


でも誤嚥性肺炎になったらまた振り出し。


歯がゆい思いもありますが、母の口から


「美味しい」


「食べたい」


「お腹すいたー」


という言葉が聞けるようになったのは当初に

比べたら奇跡です目がハート


ゆくゆくは一食分位を経口摂取に切り替え

られたらいいな。