離島で出会った、わたしにとって最高の「推し」
実は密かに恋心を抱きつつ、時々そのお顔を拝見出来るだけでもう、
その日一日、幸せな気分で過ごすことが出来たものでした。
それも束の間、推しは島内の他事業所へ異動になり、
その後、会う機会が全くないまま、わたしの異動が決まり、
そのことを一言だけ伝えたくて連絡すると、
推しも今春、さらに遠くに異動になるとのこと。
あーこれはもう、ご縁がなかったんだなぁと言い聞かせてあきらめよう。
お付き合いしたかった、とかそんな大それたことではないのです。
でもやっぱり伝えたい!
「遠くに行っても、この先お会い出来なくても、
貴方はわたしにとって最高の「推し」です」
と思い切って伝えたところ、「僕も貴女のことが好きです」と。
あああー、今ですかあぁ。 嘘でも嬉しい。
そして、もっと早く聴きたかった。
やさしい声、すらりと細い指をしたとてもキレイな手。
ほんのりいい香り。そして、その笑顔。
どの角度から見てもイケメンでステキ過ぎる。ギャー
お会い出来て本当によかった。
次にいつお会いできるのか、それが実現するかも分からないけれど、
優しくハグしてくださって、本当にありがとうございました。
お別れは切ないけれど、この先もずうぅーっと、
貴方はわたしにとって「推し」であり続けるのです。
そして、その日のことを思い出しては一人で涙を拭うのです。