産土神社リサーチの真友花です。
お客様から手水舎での作法についてご質問をいただきました。
以前の記事に加筆して、再掲載させていただきます。
Q.手水舎で手を清めたあと、ハンカチで拭いてはいけないと聞いたのですが。
拭かない方がよい、
濡れた手の水は手や腕を撫でて染み込ませる、と、
私も聞いたことがありますが、
冬は、私は拭きます。
もう、お肌が水を弾くお年頃でもないので、
そのまま参拝したら、
手がシモヤケになりますわー
春~秋は、拝殿までの距離や天候によって、
拭いたり、そのままだったり、いろいろです。
神社によっては、手水舎に
手ぬぐいをかけたハンガーなどを
設置している神社もあるくらいです。
キレイなハンカチで水分を取るのは、
OKだと思います。
手水舎という、
手を清める専用の場所ができるまでは、
神社の近くの川で身を清める
というのが通常でした。
下鴨神社の手水舎の近くに流れる「奈良の小川」。
こちらは川で手を清められますが、
ここで手を清めたあとは、私は手を拭きません。
または軽く水分を抑える程度にします。
なぜなら、ここで清めると、
スーッと手に染み込んでいくのです。
神様のご神気が体に染み込んでいくようです。
乾いたあとは、まるで、
ご神気の手袋をしているような、
不思議な感覚があります。
昔はこのような場所で清めていたので、
拭うのは不要だったのかもしれませんね。
現代は、川で禊げる神社は少なくなりましたが、
機会がございましたら、川で清めて、
「清める」「禊ぐ」という本来の感覚を 感じてみてください。
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