知的障がいのちに自閉症と診断されたびぃくん発達記録をかいています。
びいくんが特別支援学校に通っていたころ、ある後援会がありました。
その題名は
こころがかぜをひくとき
佐賀県の綾小路きみまろとのあだなをもつとてもユニークな先生がお話してくださいました。
障がい者のお子様をもつ保護者にむけたとてもよい講演内容でした。
7年前ぐらいの話ですので、記憶に残っていることをかきますと、
人は日々いろいろなことを考えたり嫌なことを感じたり、楽しかったり脳は毎日大忙しです。
そんな脳はあるときパンパンになってしまいます。でも人は寝ることや、忘れることでパンパンな脳の容量に空きができます。その繰り返しだそうです。でもどうしても頭に残ってしまうことがあります。これらはいったんゴミ箱に置かれます。
では、このごみ箱がパンパンになってしまったらどうなるのでしょう。
そうです・・・こころがかぜをひいてしまうのです。
ではゴミ箱の中身を捨てないといけませんね。どうやったら捨てれるか。
趣味や楽しいことに没頭する。またおもいっきり泣く。
だそうです。とても納得しました。過去にうつ病を経験した私にとってまさにそうでした。いや、うつ病のときは趣味にも楽しいことにもまったく興味もわかず、なんにもできないので、ひたすら寝ることだけ、休むことだけ、そして薬の力を借りて回復していったのですが、今はこころが風邪をひく前に、悲しかったら思いっきり泣いたり、楽しいテレビもをみたり、楽しい知人にあったりして、ゴミ箱に貯めないようにしています。
佐賀の綾小路きみまろといわれるほど、とても面白おかしくお話をしてくださったのですが、それをお伝えすることができず残念です。保護者の方は何人もの方が泣いておられました。
みんな、笑顔の中にたくさんの苦労があるのだな・・・とおもうと私も心強くなりました。
逆にお子さんのごみ箱がいっぱいになった場合はどうしたらいいのでしょう。思考や行動が低下してしまいます。
そんなときは、甘えさせてあげましょう。
エネルギーが増え、思考が働くようになります。脳がクリーンアップされます。
思考や行動が固まるとどうなるか・・・こだわりが強くなったり頑固になったりするそうです。
安心感を与えるのはとても有効なことだそうですよ。
甘えさせると甘やかすを間違えないようにしましょう。
甘えさせる=精神的健康のために安心感の供給を目的としている
甘やかす=求めてもないのに物品などを与える。事前に問題の除去をする
長い人生、思い通りになることはほとんどなく、挫折感や敗北感、くやしさ悲しさせつなさを感じることが多いのかもしれません。そんな中でも生き続けることができるのは、私はいつも見守られている という安心感があるからではないでしょうか。
このことをふまえると、生きる勇気をあたえてくれるのが甘えさせるであり、生きる力を奪うのは甘やかす
ことになるのでは。。。といえそうです。
障がいをおもちのママ。子どものことも精一杯、自分のメンタルも精一杯。
でも少しづつでも、脳をクリーンアップして、思考力を高め心に余裕をもたせ、1日1日を楽しいときはうんと楽しく過ごしていけたらいいなと思います。
私も過去に毎日悩み悩み日々疲れる毎日でした。先々が不安であるから…という理由もあるんですよね。
一つ一つが解決、または対策により、より良い方向にむかえば、不安も減り、私自身のメンタルも回復していきました。
22歳になったびぃくん。。。この先、一人ではいきていけないので、私がとしをとってしまったら・・・
どうしたらいいんだろう・・・今後の課題です・・・
~おしまい~