※海外版ではプレイヤー視点で綴っておりましたが
2代目からオスキツ国のようにキャラクター視点で綴ろうと思います(どうでもいい)


わたしはアシュリン
学舎の最上級生

パパは1年前に亡くなってしまったので
今は魔銃龍騎士のMomと旧市街の邸宅で二人暮らしをしています


季節は秋───
明日は星の日です

Momが仮面を買ってくれました

わたしにとっては今年が最後の泥団子ウォーリアー小さな神様

星の日は明日だけど
Momがさっそく着けてみなさい、と言うので仮面を着けました

フライング仮面なのはわたしだけではありませんでした
仲良しのレイモンド君もフライング仮面です

レイモンド君はわたしにこう言います

「アシュリンちゃんって、ぼく以外にも仲良しの男の子がいるよね?」

って───


「うん。アンドレス君やエゴン君とも一緒に遊んでるよ。でもそれがどうしたの?」


「......アシュリンちゃんがぼく以外の男の子たちと遊ぶのが何だか......ごにょごにょ

「え、何?聞こえない」

「ううん......何でもない」


何が言いたかったのかよく分かりません
仮面を着けているのでレイモンド君の表情も分かりません

レイモンド君はそのまま走って帰って行きました


その後
禁断の森できのこを漁っていたMomを誘ってお食事に来ました

さっきのレイモンド君の事を言いました
わたしはMomには何でも話します

「......それは恋ね、恋」

「恋?」

「そー。レイモンド君はあなたの事が好きだから、あなたが他の男の子と遊んでるのが嫌なのよ。けど彼は不器用な性格だから上手いこと伝えられないのね」

「じゃあ、レイモンド君はわたしの事を愛しているの?」

「い、いや、ガキの分際で愛してるまでとはいかないと思うけど......アシュリンちゃんはレイモンド君の事は好き?」

「うん、好きだよ。だけど他の男の子のお友だちも同じくらい好きだよ」

「そっか......けどレイモンド君は他の女の子とは一切遊んでないでしょ?」

確かにレイモンド君はいつもこのリー君と一緒に走り回っていて

女の子のお友だちはわたし以外にはいないようでした

レイモンド君は色んな女の子を誘えないただのヘタレかと思っていたけど
わたしの事が好きだから、わたし以外の女の子には興味を示さなかったのでしょうか


......この頃のわたしはレイモンド君の事はただの仲のいいお友だちとしか見ていなくて

彼が未来の旦那様になるなんて思ってもいませんでした


198年20日 星の日───

朝の祈りに乱入したわたしは

大人たちに特攻を開始します

捧げ物をしてくれる大人たちもいれば

お菓子を用意していなくて
わたしのTickle Attackを喰らってしまう不届きな大人たちもいます
ハミルトン陛下の首元がセクシーな件

ある程度お菓子をせしめたらレイモンド君と牧場で遊びます

ちなみに......

レイモンド君以外の男の子のお誘いは断るようにしました

だって
何だか急にレイモンド君に悪いなーって思うようになったからです


「そういえばMomもレイモンド君と仲良しだよね?」

「ママがあの子と仲良くなったのはアシュリンちゃんの仲人のためだったんだよ」

「じゃあ......わたしがレイモンド君と結婚したらMomは嬉しい?」

「うん、ヨッシャオラァアアア!って感じかな。あの子はカーネイ持ちで将来有望だし美形だし、何より女たらしじゃない堅実なところもポイント高いからね。ま、大人になったら豹変するかも知れないけど

突然ですがこの人はエリオットさん

ワケあって最近お友だちになったんです

お菓子くれなかった

手にしっかりお菓子抱えてたたくせに!
この嘘つきめ!


あ......この人とお友だちになったのは
別に仲良しの男の子を増やしたいからとかじゃありません


この人は

王孫モーディちゃんの彼氏なんです

だから将来の王配となるエリオットさんとも接点を持っておこうと思ったのです
※実際は整形するために友人になっただけ
元々のエリオットは口がガバーっと裂けてました ←


モーディちゃんは仲のいいお友だちですが
大人になってからは恋人が出来るまでガキの事なんか相手にしないだろうと思ってました

エルネア王国の世界では異性優先なんだと学んでいましたから

だからモーディちゃんとはしばらく疎遠になるかと思っていたけれど

だけど成人して3日目でエリオットさんと付き合うようになってたので

特に疎遠にされる事もなく毎日わたしの元に会いに来てくれていますw


こうして
子供時代最後の星の日は終わりました

あと10日ほどで大人になります───



【オマケ】

実娘と
妻に連続で拒否られてる陛下が不憫