『君が代は 千代に八千代に
さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで』
言わずと知れた
国歌『君が代』の歌詞です。
時々巻き起こる
君が代についての賛否両論。
なぜ嫌われるのか…。
私にはわかりません。
君が代は出来たのが新しく、
天皇の御代を謳った歌だから
などと言われますが、
曲が付いたのが新しいだけで、
905年に奏上され、
最初の勅撰和歌集となった
『古今和歌集』に収められたものが
少しだけ変化した歌です。
世界中の国家の中で、
一番古い歌詞と言われるほど
昔からある歌です。
〜よみびとしらず〜
『我が君は 千代に八千代に
さざれ石の いはほとなりて
苔のむすまで』
『我が君』とは、
自分の主君に対した意味もありますが、
敬愛するあなた、という意味もあります。
また、自分の愛する子供へ対する言葉でもありました。
『大切なあなたが
いつまでも元気で
小石に苔がむすまで
長生きしてほしいものです』
君が代は、
天皇の世が長く続くようにと
歌った歌ではないのです。
自分の子に長生きしてほしい。
大切な人に長生きしてほしい。
当たり前の感情だと思います。
それこそ、
思いやりを大切にしてきた
日本人の心そのものだと思うのです。
世界には、
『日本の国家は素敵な歌だ』
そう言って好きだと思ってくれてる
外国人もたくさんいます。
それなのに、
日本人が国歌を大切に思わないなんて悲しすぎます。
私は、
改めてこの歌を聞いて、
石長比売みたいだな、
って思いました。
祀る神社が少ない神様ですが、
命が長く続きますように願われた神様。
ニニギノミコトに帰され、
悲しき運命の女神ですが、
ライト曰く
『ミトちゃんみたいで可愛いんだよ〜
ライト、可愛くて優しくてすごく好き〜』
だそうです。
石長比売は
木花咲耶姫のような派手さはないけれど、
誰よりも思いやりを持った笑顔が素敵な神様。
今の世の中には、
君が代の歌の心。
そして、石長比売の持つ心。
何よりも必要で、
大切なことな気がします。
『思いやりを持つ』
大切にしていきたい心です。