伊勢志摩といえば思いつく神社仏閣は?

というと内宮外宮の他、

猿田彦神社と

夫婦岩の二見興玉神社でしょうか。



その2つの神社も書く予定ですが、

先に『金剛證寺』を。

残念ながら写真はないのですが…。

なにしろ学生時代以来行ってない…あせる

金剛證寺は浅間山にあり、

伊勢志摩スカイラインの有料道路の中なので、

行くのにちょっと敷居が高いのです。

山登りする方は、徒歩でも行ける登山道があります。



歴史のあるお寺で、

内宮の鬼門を守るお寺として、

神宮の奥之院とも言われています。

「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」

と、伊勢音頭にも唄われるほど。

昔は内宮のあとは金剛證寺にも参詣していたそうです。



百済から仏教が伝来された欽明天皇の頃、

暁台上人によって開山されたとのことです。

これについては定かではないそうなのですが、

弘法大師が真言密教の道場として中興し、

奥之院を建立。

金剛證寺としたそうです。



その後も住職のいない時代があり廃れたのですが、

鎌倉時代に真言宗から臨済宗に改宗。

再興されました。

内宮の奥之院として、

仏事に榊が用いられる珍しいお寺です。



戦国時代に九鬼水軍を率いた

九鬼嘉隆ゆかりのお寺でもあり、

九鬼嘉隆にまつわる所蔵の品もいくつかあります。



その後、江戸時代に火事で消失しましたが、

姫路城の初代城主池田輝政により再建されました。

明治時代、神宮ゆかりの神宮寺は廃寺される中、

この金剛證寺だけは廃寺を免れました。



普段、御本尊は秘仏なのですが、

20年に一度、神宮のご遷宮の翌年にご開帳されます。



学生時代、バスガイドのバイトで何度か案内した場所。

私にとって、赤い太鼓橋と睡蓮、そして紫陽花のイメージが強い場所です。






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