伊勢の話を中断し、
今日は『言葉』について書いていきます。
先日ぽんちゃんが書いたこと。
『トホカミエミタメ』
『カタカムナ』
神様と繋がる言葉だから唱えた方がいい、
そう言われることがあります。
神様とつながる言葉であるならば、
神職は勉強してると思うのです。
私は大学で4年間神道を学んでいますが、
祝詞の講義はあれど、
カタカムナの講義はありません。
学んでなくとも、ライトに聞いているので、
カタカムナが大切な言葉だというのは知っています。
毎朝、神棚へ向かって唱えてもいます。
神様と魔物は表裏一体。
魔物も神様なのですから。
悪神と書いたらわかりやすいでしょうか。
神様と繋がる言葉というのは、
良い神だけでなく、
悪い神とも繋がりやすい言葉というわけです。
なら、神職は?と言われそうですが、
神職は、こういった言葉に耐性があるんですよね。
神様と繋がれるなどと考える暇もなく、
それが仕事ですから。
もちろん神職だって魔に囚われる人はいます。
なんなら神様に近い分、魔に狙われやすいです。
神様と繋がりやすいと言われる言葉。
清い心で唱えられますか?
全く欲無しで唱えられると言えますか?
神様と繋がりやすいと言われて唱える。
それは、神様と繋がりたいという“欲”。
唱える時点で欲を持って唱えることになるのです。
神様は繋がりたいと思って繋がるものではありません。
日々の感謝を伝え続けてこそ、
自然と繋がっていくものです。
日々の生活を大切に生きる。
『ありがとう』
『ごめんなさい』
『いただきます』
『ごちそうさまでした』
『おはよう』
そう言った日常の挨拶を大切にしてこそ、
毎日を大切に生きていることの証。
それを神様も見ていてくれているのです。
難しく考えないで、
純粋な気持ちで神社へ参拝してください。
神様は心の綺麗な人が大好きです。
何度も通って、心から感謝して大好きと伝えたら、
神様だって『可愛いやつだなぁ』と思ってくれます。
神様と繋がるのは、それが一番の近道です。