再び内宮の話に戻りたいと思います。


前回の話はこちら↓

御正宮を参拝した後は、別宮へ。
まずは荒祭宮




御正宮が天照大御神の和御魂(にぎみたま)
こちら、荒祭宮は天照大御神の荒御魂(あらみたま)


御正宮では世の中の平和などを祈る場所なのに対し、
荒祭宮は個人的な願いをしていい場所
と言われています。


とは言え、
私はそう思ってなく、
どちらも日々の感謝を伝え、
世の中の平和を祈るべきだと思っています。


荒祭宮の前にある石階段。
1番下の段だったか、割れている石があるんです。
その石を踏むと良くないと言われていて、
学生時代、みんな避けて通っていました。
神宮の神職に聞いたわけでも、
教授に聞いたわけでもないので、
真偽の程は定かではありません。
それでも、なんとなーく踏んではいけない気がして、
ずーっと避けてますあせる



荒祭宮のあとは、
もう一つの別宮、風日祈宮(かざひのみのみや)


御祭神

級長津彦命(しなつひこのみこと)

級長戸辺命(しなとべのみこと)

伊奘諾尊の御子神で風雨を司る神様です。



風日祈宮へは横道にそれ、

橋を渡っていくので、

多くの参拝者で賑わう内宮の中で、

ここは参拝する人も少なく、

いつ来てもとても静かです。






そして、最後に内宮の境内にある所管社

大山祇神社

祭神:大山祇命

子安神社

祭神:木華開耶姫命





大山祇神は神路山の入口の守護神。

古くは遷宮の造営に必要な御用材をいただく

御杣山(みそまやま)の入り口にあり、

山神社と呼ばれていたそうです。




木華開耶姫は大山祇神の娘神であり、
子授け、安産、厄除けの神として崇敬されています。
こちらも元は別の場所にあったようです。


大山祇神社と子安神社は、
研修の時に清掃にも入ったことはありません。
(荒祭宮と風日祈宮は草取りに入っています)
この場所の存在を知ったのは私もかなり後です。


四至神(みやのめぐりのかみ)
御贄調舎(みにえちょうしゃ)
由貴御倉(ゆきのみくら)
忌火屋殿(いみびやでん)など
他にも書きたいところはあったのですが、
あいにく写真を撮っておらず…
それは、いつかまた行くことがあれば
写真と共に書きたいと思います。


伊勢神宮には、

YouTubeに公式チャンネルがあります。

ライトと共に観ましたが、

『神様いる』とライトには神様が視えたようです。

神社を撮っているYouTubeはたくさんありますが、

一般の人には見ることのできない場所も

たくさん映っていますので、

良かったら見てみてくださいね。



長い歴史の中で変わるものと変わらないもの。

神社や祭式だけは変わらないものとして、

これからも守り続けなければならないと

神職として、改めて強く感じました。



伝統を守り続けること。

継ぐ人が少なくなり、

伝統を守ることが難しくなってきてはいますが、

古き良き風習をなくさないよう、

次の代へと引き継いでいくことも、

今を生きる私たちの役目。

神道の心は古くからの良いものとして

受け継いでいきたいですね。





ライト曰く、

天照大御神様は女神様。

豊受大御神様は男女不明。

らしいです。


『うけちゃん?うけちゃんはねー』と、

詳しく知ってるような口ぶり。

『知ってるよ。

キラキラ神様といつも一緒にいるからね』



あーそうか。

ライトはキラキラ神様に人間界へ行くよう言われてるから、

キラキラ神様ともウケちゃんとも逢ってお話してから生まれてきてるんだな。

改めて、ライトやタルの視える世界、

聴こえる世界がどんな世界なのか、

体験してみたいと思ったのでした。