三峯神社の御眷属であられる
オオカミさんから聞いた話を書いています。
三峯神社の御眷属拝借は、
諸難除・火防・盗賊除の御神札と共に授かり、
御眷属さんに一家を守護してもらいます。
一家の守護ということで、
火防の御神札は台所に。
諸難除・盗賊除の御神札は玄関に貼り、
御眷属拝借神札は神棚で祀ります。
初めて御眷属拝借を授かる際に、
御神札を納める箱(…と言っていいのか)も
授かりますので、
そちらに入れてお祀りします。
御眷属さんは、
ご自宅の守護…ということで
拝借しているのですが…
これは、人によるそうなのですが、
ご家族の守護として
家を守る役割を言い渡される
御眷属さんもいれば、
個人の守護として、
個人にずっと付き従う役割を言い渡される
御眷属さんもいます。
ご家族全体を守護するか、
個人として守護するかは、
ご祈祷を受ける方の状況や想いにより、
総合的に判断され、
どの御眷属さんが適任なのか
決められるそうです。
ご祈祷を受ける列に並んでいる時、
近くの木の上から、
御眷属の代表であられる重鎮オオカミさんが
参拝者をずーっと見ているんです。
ご祈祷を受ける前から、
どの眷属が適任なのか、
見て、考えてくださっているのです。
拝借できる御眷属さんは、
一人一柱(もしくは一家一柱)となります。
御眷属さんは、
守護するだけでなく、
守護者(願い主)の霊格を高めるよう
指導することもお役目の一つです。
基本的に、
御眷属さんは変わることなく、
毎年ご祈祷を受け、
同じ眷属さんをお迎えすることになります。
ただし、守護する対象が不慮の事故や
想定外の病にかかった時は、
その時守護していた御眷属さんは位を下げらる上に、
担当を外されます。
責任を負わされるのです。
御眷属さんは、
守護者が邪な心を持ち、
悪魔落ちしてしまった際にも、
指導できなかった罪に問われ
階位を下げられます。
自分の行動で、
守護してくださる御眷属さんの
階位も変わります。
かく言う私も、
一昨年体調を崩したことで、
昨年の御眷属拝借時に、
御眷属さんが位を下げられそうになり、
違う御眷属さんに交代されるところでした。
嫌な予感がしたので、
ご祈祷の時に、
同じ眷属さんがいいと神様に直談判したことで、
変わらずに同じ御眷属さんが
守護してくださっています。
御眷属拝借は、
ご祈祷さえ受ければ
御眷属さんをお借りすることができますが、
軽い気持ちで行うものではない。
そう思います。
御眷属拝借したのなら、
自分を守護してくださる御眷属さん共々、
霊格をあげたいものです。