全国にはたくさんの稲荷神社があります。

主祭神として祀られている神社だけでなく、

摂社末社で祀られていたり、

企業の敷地内や

個人宅でも祀られていたりします。

稲荷神は民俗信仰で広まっていったのです。





そんなお稲荷さん。

お稲荷さんはお詣りしないほうがいい、

そう聞いたことがある人もいると思います。

はたして、本当にお詣りしない方がいいのでしょうか。



そもそもお稲荷さんは、

渡来人である秦氏が祀った神様であり、

神道の稲荷神はウカノミタマ。

五穀豊穣の神です。



ウカノミタマ神は、

古事記ではスサノオの子とされ、

日本書紀ではイザナギ・イザナミの子とされています。

古くから稲荷神として祀られ、

江戸時代には稲荷神を祀る神社が増えました。

お詣りしないほうがいいような神様であれば、

そんなに増えることはなかったのではないでしょうか。





ウカノミタマ様は優しい神様です。

あたたかくてやさしい。

神様は優しいのですが、

眷属のお狐さんが厳しいのです。

眷属さんは気位が高いため、

ライトは苦手だと言います。

『毛玉がきた。神様に遣われてないバカなやつがきた』

そう言われたらしいのです。

なので、犬はお稲荷さんが苦手かもしれません。





お稲荷さんは街中至る所に祀られています。

大きな神社や氏神様として祀られている神社なら

何も問題はありません。

ですが、神職が祝詞をあげているのかわからないような小さな神社もあります。

そういう神社は、今も神様がいるとは限りません。

祀られなくなり、神様が去り、

悪いものが入り込んでる可能性があります。

なので、小さな祠のようなお稲荷さんには、

立ち寄らないほうがいいと思います。



ただ、それはお稲荷さんに限らず、

他の神社でも同じだと思っています。

ウカノミタマ様は力の強い神様です。

安心して参拝してくださいね。