今回は手水についてです。




神社で参拝する時に、
みなさん、手水舎で手と口を清めるかと思います。
これについては、もうかなり広まっているので今まで書きませんでした。


手水舎では、右手で柄杓を持ち、
柄杓一杯のお水で、
左手→右手→左手に水をため口をゆすぐ→再度左手を洗う→柄杓を縦にし柄の部分を水で流します。
これは、神様にお詣りする前に、
心身ともに清める行為となります。


昔は神社にお詣りする際には禊をしていました。
手水は、その禊が簡略化されたものになります。
身体を清めると共に、
心を落ち着かせてから神様の前へと進む。
それが手水の意味となります。




ですが、手水舎のお水が汚かったり、
使用できないようになっていることがあります。
その場合、無理に手水をする必要はありません。
水で清められない分、
深呼吸でもして、
心を落ち着かせるといいと思います。


神様の前まで進む前に心を落ち着かせる。
それが一番大切です。
心を落ち着かせてから、
本殿へと歩みを進めてください。


神様と対話するのは、
本殿でご挨拶してからです。
まずはご挨拶。
神様にお話ししたいことがたくさんあるのであれば、
ご挨拶を済ませてから、
ゆっくりと境内に滞在してお話ししてください。


鳥居を潜ってから本殿までは、
自分を見つめ直し、心を落ち着かせるための時間。
その時間に神様に話しかけるものではありません。


大きな神社ですと、
長い時間本殿前にいられないし、
いつ神様にお話ししたらいいの?
と思われるかもしれません。
神様とのお話は、挨拶さえしてしまえば、
境内の中にいる間は神様へお話は通じます。
本殿前のお詣りを済ませてから、
ゆっくりと神社へ滞在し、お話しください。