食には陰陽があります。
バランスよい食について、参考になる書籍を紹介しましょう。
若杉友子の「一汁一菜」医者いらずの食養生活
食物や季節には陰陽があり、偏らずバランスをとりなさいと教えています。
癒久のサイトでも、体を冷やすことは病気の原因となるので、体を温める食物、根菜類を摂るようおすすめしていますが、この著書では、「みそ」は体温を上げると書いています。
みその原料である大豆は体を冷やす要素を持っているけれども、2年以上~3年と寝かせると、大豆がアミノ酸に分解されて、からだを温める性質に変わるそうです。
1年ねかせたくらいでは、ダメだそうです。
2年以上寝かせたみそは、基礎体温を上げたり、浄血、造血作用もあり、3年以上寝かせると、どんどん陽性になるそうです。
冷え性や低体温の女性は、いろいろな料理にみそを使用することで、体温を上げてください。
2年以上寝かせた「みそ」ってなかなか、近所のスーパーで手に入れるのは難しいですよね。
有機栽培大豆使用と表記している「みそ」は入手しやすいですが、「○年寝かせたみそ」という表記はみかけないですね。
若杉先生はご自身でみそを作られているそうです。子どもの頃は母が手作りのみそを作っていたのを覚えていますが、なかなか自分で作るきっかけはないですよね。
ムソーやオーサワの自然食品ブランドでは安心・安全な自然食品をいろいろ扱っています。
十勝にナチュラル・ココという自然食品のお店があり、覗いてみるのもいいかもしれません。
北海道在住の方なら、送料が割安です。
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ほかにも気をつけたい食材について、若杉先生は語っています。
砂糖も大事な食材でが、白砂糖は化学薬品みたいなものだそうです。「どうしても砂糖が必要なら、精製していない糖蜜、キビ砂糖、てんさい糖、メイプルシュガーなど、カルシウムや、ミネラルが含まれた糖類を少量使用する」のがいいようです。
ただし、黒砂糖はカチカチに固まっているのは石灰が入っているのでダメだそうです。
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- 若杉友子の「一汁一菜」医者いらずの食養生活/主婦と生活社
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若杉先生の本に陰陽表がついています。
(詳細は著書をご覧ください)
陰陽表をもとにアレンジしたイラスト入り図解「食の陰陽表」です。
なるべく極陰、極陽にかたよらない食生活の参考にしてください。
極陰、極陽に偏った食品を摂るときは、中和するみそなどを使うといいですね。
調理するときは、右回転しながらかき混ぜるといいそうです。右回転は陽性な力で縮まり、締まって温まるので、それを食べる私たちも陽性の体になり健康になる。
これは意識して日常習慣に取り入れ実行できそうですね。
「すべてのものに陰陽がある」
古代中国ではすべてのものに陰陽があると考えます。
石塚左玄や桜沢如一氏も同じ考えを持っていました。
「陰」の食物の特徴
・カリウムが多い
・水分が多い
・ゆるめる、広がる、リラックス
・早く煮え、すぐ柔らかくなる
・早く育つものや大きくなるもの
・地上よりまっすぐ上に伸びるもの
・暑い気候と土地でとれるもの
・月・水・冬
「陽」の食物の特徴
・ナトリウムが多い
・水分が少ない
・引き締まる、縮まる、緊張
・似るのに時間がかかり、かたいもの
・ゆっくり育つもの、小さいもの
・地下で垂直に伸びるもの
・寒い気候と土地でとれるもの
・太陽、火、夏
体を温める「陽」 →→→→
体を冷やす「陰」
陽<赤→橙→黄→緑→青→藍→紫>陰
ただし、茶色や黒は、陽性です。
例:米、みそ、しょうゆ、塩は<赤>発熱を表します。
ナス科の食品、ピーマンは緑だけれど、中がカラでナス科です。トマトは赤いけれど、中がゆるいから陰性です。
例えば陰性の食品、ナス、豆腐、大豆、ピーマン、トマトなどを調理するときはしょうゆやみそなど陽性の調味料を使うと中和されます。
キャベツは、ぎゅーぎゅーにつまったものは、陽性でふわふわの軽いキャベツは陰性。おなじキャベツでも陰陽があるのですね。
マクロビの先生方は一貫して「その土地のものを食べなさい」と言われています。しかし、昨今は旬の食材に関係なく年中手に入る世の中ですね。できるだけ旬のものを摂るようにしたいものですね。
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(by 癒久 スタッフRico)
このブログは、「はり・きゅう癒久
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