今日、初めての体験レッスンに行ってみました。

犬友さんに誘われていった、軽い運動とダンスのレッスンです。

 

ステップを覚えるところでちょっとあせりました。

他の参加者の皆さんはこれまでも何回も通っているようで、降り付けもステップも慣れている様子。

カーチャンは、まずは足運びぐらい頭に入れねばと先生の動きを見る。

先生は「とりあえず見て、ついてこられるところだけ一緒にね」とカーチャンに優しく指導してくださる。

 

 

 

音楽が鳴る。

 

 

 

 

その時間だけ、Hanaのことを考えなかった。

 

Hanaのことを考えない。ちょっと楽しいなと感じながら、けっこうついていけている。

 

そういう楽しみ方は、Hanaが旅立ってから、今日が最初のできごとではなかったかしら。

 

初参加のカーチャンに生徒(参加者)の皆さんも優しく明るく話しかけてくださる。

 

カーチャンも、えへへ、あははと笑いつつ、汗を拭いて、着替えて、やがて自転車に乗って、家へ帰る。

 

 

 

 

 

 

家に帰って、いつものHanaの写真を見る。

 

ボードに沢山散りばめた笑顔。

 

「ただいま、ダンス、楽しかったよ」と言ってみたけれど、なんでだろう、ニコッとできなかった。

 

一時でも、楽しんだ自分が薄情なような気がしたのかな。

 

この春咲きまで、つらい症状を受け入れ、ときに症状と立ち向かい、ひとり旅立ったHana。

 

カーチャンが横で撫でようが添い寝していようが、旅立つ時にはひとりだったはず。

 

苦しかったろうな、言いたいこともあったろうな、と何度振り返っただろう。

 

今日、カーチャンは、そこそこ健康な体で音楽に合わせて踊ってきました。

 

こんなことして、良かったのか。いいのかな。早すぎなかったのかな。

 

 

 

 

そんなふうに、最近は落ち着いていたはずが、罪悪感に似た感情に圧倒されかけました。

 

どうとらえたらいいのだろう。

 

Hanaから見れば、楽しそうなカーチャンの方がいいに決まっているのだろうけど。

 

カーチャンはまだ、自分を許せずにいるようです。