ども、カーチャンです。
繕い物をしようとして、お裁縫ケースの入った袋を戸棚から出しました。
そこには、まだ使い古した3メートルのアクリルテープのリードがジップロックに入れた状態で入ってました。
過去記事にも書いたことがありますが、カーチャンはHanaのリードを手縫いしていました。
それ以前は近くのお直し屋さんにお願いして特殊なミシンで両端の輪の部分を縫ってもらっていたのですが、お店がなくなってしまい、入れ替わりにやってきた別の新しいお店は、こういうオーダーでのリード作製にびっくりするような高い値段を提示してきたので(余裕で市販の立派なリードが1本買えてしまうぐらい)、自分で手縫いすることにしたのです。
それで、古いお店で縫ってもらったものを見本として(写真の上の方に見えるブルーのリード)、それに合わせてチクチクと縫えるように、使用済みのリードをナスカン付きの状態で、1本保存しておいたのです。
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ジップロックを開けるとね、懐かしい匂いがしました。
昆布だしのような、焼き上げたお菓子のようでいてお漬物っぽくもあり、枯れ葉のような、なんとも言えない…
なんとも言えない…
臭さ!
たまらん!
カーチャンはリードを両手に取り出して、クンクンとしました。匂いフェチ。
ヒトの記憶の中で最も正確な、というか再現性高く反応するものは、嗅覚だと聞いたことがあります。
こんなことありませんか? そうだなぁ、飛行機から降り立って空港を歩くときに「あ、空気の匂いがなんか違う」と感じること。そこが二度目に訪れるお気に入りの場所なら、「ああ、懐かしいな」と感じること。
ましてや、愛犬の匂いですもの。脳内がお祭り騒ぎです。
またまたつるーっと涙が出てしまったけど、香り(いや、臭さか…)は視覚や触覚とも違う、なんというか、時間を超えたメッセージというか、たまらなく愛しいものだと感じました。直接的なつながりのようなものだ、と、感じました。
ちょっとメソメソしつつ、お裁縫も無事に終えたカーチャンでした。