晴れた空ともくもくと白い雲
長袖でちょうどいいか、木蔭では何か羽織りたいくらい
犬散歩日和だ
リードを持たなくなってから一つの季節が過ぎてしまった
カーチャンは3メートルのテープでリードを手作りしていて、それを短く持ったり、誰もいない草原ではいっぱいに伸ばしたりして、愛犬との散歩を楽しんでいた
あのリードのぽよんと緩む感じ(Hanaが楽しそうにあちこちクン活しているとき)
コレコレ…とホールドをかけてアクリルテープが掌にくっと止まる感じ(鳩を追いかけたり、斜面を一気に下りそうになるときなど)
それぞれの感触が懐かしいな
そうか、もう、「懐かしい」ものになってしまったんだな
まいったなぁ…
最近、保護犬募集のサイトを落ち着いて見られるようになった
雑種の中型犬(できれば垂れ耳の洋犬タイプ)が好きなので、そんな子を見つけるとプロフィールを読んでしまう
このビビリさん、タイプだなぁとか、この元気のいい子も、散歩喜びそうだなぁ、とか
もちろん、写真だけでは分からないし、保護されている人たちが何匹世話をしてきたとしても、それぞれの本当の個性や好き嫌いは短い期間ではなかなかはっきりしないだろうと思う(みんなその場所を生きていくので精一杯のはずだから)
それでも、ついつい空想でそんな子達にうちにあるハーネスを付けてみる
ほれ、行くぞ!ってHanaに言ったように、その子たちに声をかける
風薫る五月晴れ
どれほど散歩時間が心に栄養をくれることか
まだまだカーチャンは泣き虫で、ひとりたたずんでばかりですが、今日もどこかで保護犬たちが新しい家族のもとへ迎えられることを、心から祈っています