ミステリー初心者の事件簿 -9ページ目
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水車館の殺人

水車館の殺人 1988年 綾辻行人

あややの館シリーズ2作目です。
私の信頼する某巨大掲示板で「館シリーズは刊行順に読め!!」と
くどいほどのアドバイスがあったので素直に従うことにしました(^ω^)
以下あらすじ featウィキペディア


古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、
過去の事件で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶるようになる。
そして妻は幽閉同然の美少女。
ここにうさんくさい招待客が集まったとき惨劇の幕が上がる……。

それは一年前の嵐の夜、塔から落ちた一人の女、
およそ不可能な状況で消失した一人の男、盗まれた一枚の絵……。
その事件はひとつの「解決」のうちに葬り去られたはずだった。
しかし、探偵、島田潔が訪れたとき、再び惨劇は幕を開けた。



館の主が仮面であれば,「入れ替わってんじゃねーの」と思うのは世の常。
奥さんの主への接し方が1年前と比べて変わったこと,
過去の事件で1体だけ判別不能の死体があったこと,
過去と現実の主への印象の違いから
あー多分こいつとこいつが入れ替わってるんだろうなーぐらいは
誰にでも見当がつくのではないかなぁ。

だけど,そこまでわかっていても
あややの文章力のせいなのか,はたまた私がアホなのか
もしくはその両方なのか

いやぁ~,まんまとだまされましたよ(笑)

島田潔氏ですが,今回は探偵らしい活躍ぶりでした。
前回はいいところ全部犯人にもってかれた感があったので…。
探偵が真相を解き明かす場面は大変スカッとします。
今回の登場人物は,率直に言うと,全員気持ち悪いので
個人的にはもっとズバッときりこんでくれてもよかったかな。






十角館の殺人 

十角館の殺人 1987年 綾辻行人

2chミステリー板の「このミステリにやられた!」と言うスレにて
結構絶賛されていたので,試しに読んでみることに。
私は決してねらーではないのだけど,2chのこういう情報は割りと当てにしています。
以下,あらすじ。ウィキペディア参照。


角島と呼ばれる無人の孤島を訪れた大学の推理小説研究会の七人
七人はいずれも「エラリィ」「ルルゥ」などいかにもなあだ名で呼び合っている。
彼らの目的は,半年前に起こった殺人事件の舞台である「青屋敷」と
島に唯一残っている「十角館」と呼ばれる建物である。
通称「四重殺人事件」と呼ばれるその事件は
当時,島に住んでいた,館を建てた建築家・中村青二の自宅が全焼し
焼け跡から青二とその妻,使用人夫妻が他殺体で発見されたという陰惨なもの。

一方,その頃本土では研究会のメンバー宛にかつて会員であった中村千織の
事故死について告発する怪文書が送りつけられていた。
怪文書を受け取った一人である江南孝明は,中村千織の唯一の肉親である紅次郎を訪ねる…。


いくら推理小説研究会だからと言って
たった半年前にこんなおっかない事件があったところへ行くなんて
若気の至りというかなんというか…。
まぁ,こういう野次馬根性は多かれ少なかれ皆持っているものなのかもなぁ。

「島」(事件編)と「本土」(推理編)と交互に展開していくのですが,
それも「トリック」に一役買っていると思います。
最後の最後で,あぁひとつに繋がった!!気分爽快です(笑)
思えば,プロローグから犯人に繋がるヒントが出ていて
文中にもはっきりと答えは書いてあるのに
だまされた人の多いこと多いこと。(もちろん私もそのうちの一人ですが…)
私はこういう小説ならではの「叙述トリック」が大好きです。

しかし,犯行動機は少し興醒めしてしまいました。
殺された人間が…まぁ少し常識知らずな感はあるものの…悪い人間ではなく
犯人の独りよがりな印象が拭いきれないからだと思います。
私は犯行の動機や犯人の心情をわりと気にするので残念だなぁとおもいました。


そして再確認!!やっぱり2chのこういう情報は頼りになる!!
とってもおもしろかったです。






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