「そんなにつらいなら受験やめてもいいんだよ」

 

 

このセリフ、親としてはそんなに苦しいならという逃げ道のつもりで用意していたりして、全てが逆ギレとかで言ってるつもりはないんですが。

しかし普段「もーそんなに勉強嫌ならやめてしまえ!」というセリフを主流で使っていると、いざ優しさのつもりで伝えたつもりでも「お前には無理だからやめてもいいんだゾ」という風に子供にはおそらく聞こえていたであろう。

 

ダイエット中にもしうっかりポテチ食べてしまって(またダイエットの話してる)、トレーナーさんに「もうやめますか?」と聞かれたら、やはり「いえやめません!」と答えますし、このやめますかのセリフって意味ないんでしょうね。

本当は、ポテチ食べてしまったら「今日はお休みしてまた明日からがんばりましょう」「はい!」とか、「やっちゃいましたねー」からの「明日からまたがんばります!」とこちらから言わせるのが正解だったのでしょう。

しかしこれが「痩せる気ないならやめたほうがいいですよ」とか冷たく言われたら、すごく苦しいでしょうね。

ジムならやめて違うとこ行けばいいんですけど、子供は家庭からは逃げ場がないので、やはり親がこのセリフ言っちゃいけないな、というのは今になってすごく反省しています。

 

 

なので、もし子供が勉強しなくて、もう受験やめなよ!と言いたい時は、まずは今の時点で受験したいかしたくないかは聞いていいと思うんですけど、「受験やめない」って言ったからとて次に脊髄反射で「じゃあやんなよ!」とは言わないで、「じゃあどうしたら勉強したくなると思う?やる気出ると思う?」と聞くのがいいのかなと思いました。

そこでお子さんが自分で出した答えが、子供なりに勉強してもいいかもという手段だと思うんですね。

うちはちなみに「んー社会ならやる気になるんだけどさあ、算数嫌いなんだよ」というなんとも彼女らしい答えでした。

そこで私は「まあ社会だってやったほうがいいしそれはいいんだけど、算数からは逃げられないんだから苦手なそっちをまずやるしかないじゃん」というような答えを言っていたと思うのですが、これもダメダメでした。「いいじゃんいいじゃん、社会じゃあたくさんやんなよ!算数は個別と塾でやってくればいいよとりあえず」とか言うべきでした。

 

家でイヤイヤやっててもどうせ集中しないし進まない。だったら苦手から逃げるな!ではなくて、家では得意なのやって嫌いなものは塾で教えてもらってきなよというスタンスでいけば双方ストレスなかったし、結局出来栄えもあまり変わりなかったと思います。

この繰り返しにはなると思うんですが、それでも低空飛行でなんとかつないでいけば6年のいつかくらいには一応仕方なくやる気モードだしてきますし、算数なども過去問をつきつけられそこからなんとか解き始めます。

 

秋以降?そんなんじゃ遅いんだよ!と思うでしょうが、そこが我が子の実力ライン、そこで受けるべき学校を選ぶしかないと思うのですね。うちは得意科目が社会という教科だった以上4科受験からは逃げにくかったですが、国語はまあ得意、とかなら1科受験とか道はいくらでもあるのだと思います。

 

 

これは完全に私が自分の経験からこうすればよかったかな、と思うものを述べているだけなので、お子さんの性格やレベルによってももちろんうまくいくかはわかりません。

一意見としてとらえてもらえると幸いです。