これまでのブログで、
・気づくだけで心が整い始めること
・観察が習慣になると人生の質が変わること
についてお話ししてきました。
ここで、多くの方からよく聞かれる疑問があります。
「大切なのは分かったけれど、続けられない」です。
実はこれ、とても自然なことです。
人には皆、現状維持バイアスが働いていますからね。(現状を維持して、安全に生きさせようとする働き)
そして――
現状維持バイアスに従う人と、抗える人の違いは、
意志の強さではありません。
性格でも、根性でもありません。
違いは、たった一つの“思い込み”です。
続かなくなる最大の理由
観察を始めたばかりの頃、多くの人がこう考えます。
・ちゃんとやらなければ
・常に気づけるようにならなければ
・感情に飲まれないようにしなければ
そして、気づけなかった日や、
思い切り感情的になってしまった瞬間にこう思います。
「やっぱり自分には無理だ…」
ここに、大きな落とし穴があります。(現状維持バイアスがフル活動)
観察が続かなくなる最大の理由。
それは――
「うまくやろうとすること」
です。
観察は“成功・失敗”の世界ではない
観察とは、本来とても静かな行為です。
気づけた → 成功
気づけなかった → 失敗
こんな評価の世界ではありません。
なぜなら、
気づけなかったことに気づいた瞬間、
それはすでに観察だからです。
後からでもいいのです。
「あ、さっきかなりイライラしていたな」
この時点で、もう十分に観察は起きています。
完璧である必要はありません。
続けられる人の共通点
では、自然に観察を続けられる人は何が違うのか。
非常にシンプルです。
自分を責めないことです。
気づけなかった日も、
・今日は流されていたな
・まあ、こういう日もある
と軽く受け止める。
特別なことは何もしていません。
ただ、
観察を「訓練」ではなく
「思い出す行為」として扱っているだけです。
やめてしまう人に起きていること
逆に、途中で苦しくなってしまう人には
ある特徴があります。
観察そのものではなく、
観察している自分を評価し始める。
・まだ全然できていない
・もっと気づけるようにならなければ
・こんなことで揺れている自分はダメだ
こうして、観察がいつの間にか
自己否定の材料へ変わってしまい。自分を苦しめます。
自己否定や苦しみにより、現状維持バイアスがフル活動します。
「これはいつもと違う、危ない、命の危険がある。いつも通りに戻そう」と働きかけてきます。
これでは続くはずがありません。
ここで一つ、とても大切な視点があります。
観察の目的は、
「完璧な自分になること」ではありません。
「揺れない人間になること」でもありません。
そうではなく、
どんな自分の状態にも気づける関係を築くこと。(自分と自動思考の関係)
イライラする自分も
不安になる自分も
落ち込む自分も
すべて観察の対象です。
排除するものではありません。
もしあなたが、
「分かっているけれど続かない」
と感じているなら、ぜひ思い出してください。
続けるために必要なのは努力ではありません。
優しさです。
自分への優しさ。
気づけない自分を許し、
揺れる自分をそのまま認める。
この姿勢そのものが、最も深い観察なのです。
観察は、何かを達成するためのスキルではありません。
本来、人が自然に持っている感覚です。
自動思考の働きにより、気づき難くなっているだけです。(自動思考:勝手にあれこれ考えてしまう機能)
忘れていただけで、
特別なことではないのです。
だからこそ、
焦らず
比べず
評価せず
ただ思い出すように続けていく。
この感覚が何よりも重要になります。
正直に言うとユクミンも最初はコツコツでした。
仕事の負荷が高くなると、
どうしても自分中心の思考に戻りやすくなります。
残業続きで余裕がなくなると、
目の前のことしか見えなくなることも何度もありました。
「なぜ重要な情報を展開してくれなかった」とイラついたり
質問に来た人に「時間ないので後で」と言ってそのまま放置とか・・ひどい(反省)
そんな時にやっていたのが、
あとから静かに振り返ることでした。
「今のは自分中心だったな」
「今日は与えることができなかったな」
「じゃあ、明日はやってみよう」
この繰り返しです。
失敗しても、気づいたらまた戻る。
ただそれだけを続けていました。
また、「まずは自分から与える」という「返報性の法則(相手を喜ばせると、相手が返したくなる)」を実践するためにも
この振り返りは役に立ちます。自分中心で行動していることに気づけるからです。
これを続けると、実践での成功確率(観察&自分から与える)も上がり、
周りの人との関係が良くなり、仕事もやりやすくなりました。
周りの人が、めちゃ助けてくれます(T_T)感動
続けるためのコツは、失敗してもよいのでコツコツやることです。コツはコツコツ(*´ω`*)
「コツコツやるの苦手、一気になれるようになりたい!」という人は、
21日間チャレンジをしてみてください。
本来人に備わっている現状維持バイアス(現状を維持させようとする機能)に
「観察することが現状である」と思わせるために必要な日数です。
21日続けられると、観察することが通常状態になってきます。
出来たかチェックシートを作成して毎日チェックするとよいと思います。
幸せになるために大切なのは、ゴールの達成や社会的成功ではありません。
自分自身とこの世界を“ありのまま見る”ことです。(詳細は別の機会に説明させて頂きます。)
そのために欠かせないのが、この「観察」だと思っています。
次回は少し視点を変えて、
「なぜ人は同じことで何度も悩んでしまうのか」
についてお話ししようと思います。
そこには、自動思考と観察が深く関係しています。
心の仕組みが見えてくると、
悩みの正体も驚くほどシンプルに見えてきます。
ぜひ、続きも読みに来てくださいね。
コメントもお待ちしております。感想、クレーム、アドバイスなんでも歓迎♪
あなたの心が、今日も穏やかで幸せでありますように(^^♪