「いつもの」と「安近短」 | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



2024/7/16



虹の日なんだそうで…





髪の毛を切りたくなった。前回は、日本に帰った時に切ってもらって、もう少し、維持したかったのだけれど、伸びてきてしまったなぁ…と思ったら最後、どうしても切りたくなってしまう。フィレンツェでお世話になっている美容師は、中国人で、安くて早いのが売り。もう、何度か切ってもらっているので、最近は、「いつもの?」と聞かれる。その、「いつもの」が、毎回同じでないところが笑えるけれど、それは、イタリア人であっても同じ。写真を見せて、「こんな感じにお願いします。」と言ったとて、「オッケー」と返事は良いが、どこをどう見たら、見せた写真と同じになるのか全く理解できず、しかも、時間をかけた割にいまいちで、値段が高い…とくれば、「いつもの」が、いつも通りでなかったとしても、十分、許される…のである。午前中のひと仕事を終えたのが11時頃だったから、きっと、お客さんがいるだろう…と思ったら、誰もいなかった。いつもの中国人の兄さんとは、髪の毛を切ってもらうだけで、話したこともなかったけれど、今日は珍しく饒舌だった。そうして、「いつもの?」と聞いてきた。「はい、いつもので。」と、期待しないことを前提に答える。切ってもらえれば、それでいい。その間に、イタリアに来て、20年近く経つこと、家族も総出でイタリアに住んでいること、もう何年も、中国には帰っていないこと、食事はやっぱり中華なこと、バカンスは1週間しか取らないこと、そんなようなことをツラツラと話し、家に戻ってきたのは、12時より前だった。2ユーロほど、値上がりしてはいたけれど、それだって、イタリア人の経営する美容院の半額。美容院は、「安・近・短」がいい。イタリアに居る時は。








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