果てしなく、遠い夢 | 私のイタリア時間

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イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



2024/4/4


オリーブ畑の納屋




実は今、思っていることがある。オリーブ畑ごと借り受けている、この納屋をいつか住めるようにしたい…と。最初にこの土地を目にした時、オリーブ畑よりも、真っ先に目がいったのが、この納屋だった。今は、倉庫がわりに使われている。奥には、モーターのない年代物のトラクターが収まり、手前には、収穫用の網やら黄色いプラスチックケースが収納されていて、その隣の部屋には、農機具や工具が収まっている。一見、小さな家に見えるようなこの納屋は、それぞれの部屋が独立している…と言えば聞こえは良いが、実は、中が連結していない。連結させるために開口を開けるのは、構造上、微妙ならしく、一旦、解体して同じ形状に立ち上げるか、更地にして新たに計画するか。後者であれば、役所に申請しなければならない。果てしなく、遠い夢ではあるけれど、更地にした時の設計図というのを描いてみる。真っ白い紙から、カタチを形成していくことの、難しさよ。設計に携わっていた遠い昔は、条件があっての設計に、ああ、自由に出来たらどんなに良かろう…と思ったものだけれど、条件のある方が、実は、答えを見出しやすいのだと、今になって思う。果てしなく、遠い夢。追い続けてみてもいいんじゃないかと、結構、真剣に思っている。






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