メルカートで、お客さんにも、いろいろある訳で... | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。





メルカートで働くようになって、

実に14年にさしかかる。


月曜日から土曜日まで、

来る日も来る日も、

いろいろな人を迎え、

また、戻って来られる方たちも、

いらっしゃる。


それでも、

同じ日というのは、

1日たりともないわけで、

よくもまぁ、

いろんな事件が起こるよのう...

と、

改めて、感心するわけである。


2階のフードコートがオープンしてから、

人の動く時間帯も若干変わり、

閉店時が、一番混む、

その時間に、

やけに小綺麗なオッさんが、約1名。


オバちゃんとオバちゃんの

間に立ち尽くし、

聞けば、

オリーブオイルを探している...

なんて、申すわけである。


何か妙な違和感を

ぬぐいきれないのは、

これこそ、

経験値というべきか...


それでも、

最後まではわからぬと、

あくまでも、

どのお客さんも、

お客さんとして扱うわけである。


2本のオリーブオイルを手にし、

あぁでもない、

こぅでもない

と繰り返し、

ようやく決めるわけであるが、

早いところ、

終わらせた方が良かろうと、

他のお客さんにお願い申して、

先に会計をしてあげる。


おもむろに、

彼が使った、

クレジットカードの決済は、

「Carta Rubata」(カルタ ルバータ= 盗まれたカード)

と出てくるのであった。


何も気付かぬフリをしつつ、

「このカードは、ブロックされています。」

と説明し、

商品を素早く元に戻して、

事無きを得る。


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何年か前にもあったけど、

他人のカードを盗んで、

買い物をする手は、

未だにあるわけである。


私は、警察官でもなんでもないから、

注意を促すことしか出来ないけど、

まぁ、毎日毎日、いろんな事が起こるわけである。

そんなメルカートの仕事も、

残すところ、あとわずか。


ギリギリまでは、

せいぜい、

楽しもうと思う私である。






⬇︎ 千差万別...

  


最後までお付き合い、どうもありがとうございます。