オレオレ詐欺 と お母ちゃん | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。

反抗期の思い出ブログネタ:反抗期の思い出 参加中


先日のお話で話題にした、「オレオレ!詐欺」。

実は、日本の実家にかかってきたことがある。


昼間の時間は、お母ちゃんしか居ない、うちの家。


突然、かかってきた、ある電話。

「もしもし」

「あ~ 俺だけど...」


俺って....誰?


そう思うお母ちゃんは、相も変わらず会話を続ける。

「なんか...声が違うね~」

「ゴホッ ゴホッDASH! あ....風邪ひいちゃってさ...」

「ふ~~ん」


2~3時間のうちに風邪ひくんか...


その日、偶然にも、弟は、実家に立ち寄っていたのだ。

この辺りから、ちょっと何かが違うと思う、お母ちゃん。

そう思いつつ、電話の向こう側の相手に付き合うことを決意する。

「で???」

「あ~、そうそう、あのさ...携帯なくしちゃってさ、でも、仕事とかで、必要でさ。悪いんだけど、お金....振り込んでくんない?」

お母ちゃんは、答える。

「あらあら、それは、大変だね。ま、頑張って~お金貯めるだね。」

慌てる相手、

「仕事で必要なんだよ!ちょっと振り込んでくれればいいからさ、5万円!」


「無くしちゃったものは、しょうがないじゃん!ま、次の給料までガマンして、給料出たら、買うだね!」


「・・・・・・・・・」


話してるうちに、コレが噂の「オレオレ詐欺」か? と妙に確信めいた気持ちを持ったお母ちゃん。

なんだか、ちょっと面白くなって、

もう一回、聞いてみた。


「ね~、あんた、やっぱ声がいつもと違うけど...」

「ゴホッ ゴホッ .....風邪ひいたって言ってるだろむかっ

「ふ~ん、3時間で風邪ひくだね~。ねぇあんた、本当に、ウチの息子かね?」


ツー ツー ツー


もはや、相手は、電話を切るしかなかったようだ。




こんなお母ちゃんに育てられた私。

弟の反抗期の際、

「うるさい!姉ちゃんだって、反抗してただろ!」

という弟に、

「姉ちゃんは、理由がなくて怒ることはしない!」

と言い切ったそうな。


お母ちゃんが、ポロッとこぼした私の反抗期時代。

{AE0297B0-A42F-4BD1-8B60-ED1CDBC666D3:01}



今となっては...

血は争えん!

と思うのである。






⬇︎ ダメっだと 言われてもっ ♪ ポチ

  


ペタしてね

読者登録してね


最後までお付き合い、どうもありがとうございます。