台風 | 病は気から♪

病は気から♪

腹膜偽粘液腫という百万人に一人の奇病にかかりました。
言いたいことをいってます。

今回の台風19号、ほんとに怖かった。
うちは一級河川のすぐ近く。今回は氾濫した。
いつもの三倍にも川幅が広がって家のなかではエリアメールがなりっぱなし。

すぐにでも持ち出せるようにいろいろ荷造りをし、サ高齢者住宅に入居している知人の管理人に電話をした。

知人は車椅子。歩く練習はしているが30分までなら杖でなんとか行ける、と豪語してるがケアマネはそんなに無理ですよーという感じ。手放しでたつことはできないし、膝が落ちることもしばしば。頚椎を損傷しているので完全に歩けるようにはならない。

うちよりは河川に遠いけど近くには小さな川もある。

入居している部屋は一階なので、停電するより前に2階の談話室にいてもらえるように連絡した。

ところが。
一階が浸水しそうで、停電したらエレベーターは使えないので階段で2階まで行ってもらおうと思ってます。と管理人の奥さん。管理人さんは体調が悪く最近はおやすみがちだ。

えっ
真っ暗な階段を?
知人より背の低いサポートする奥さんしかいないのに?
上がらせるって?

絶句。

平らな道だって頑張って歩いてるのに。

そういう考えなら争っても仕方がないので本人に自己判断で、停電してしまう前にエレベーターで先に2階に上がるか身を守る術を身に付けなさいよ、と言った。

健常者の時のようにはいかない。だから必要以上に気を付けなければいけない。災害時は誰か助けてくれるなんて思っちゃいけないのだと思う。

今回は、自分達のところは氾濫したけど決壊はしなかった。

でも、たまたま決壊しなかっただけで、どこの河川でも可能性は高い。

私たちだって他に助けなければならない人もいる。冷たいようだが身内がいないからといっても元従業員は一番に助ける人ではない。

でも、必ず助けに行くからそれまでは自分で頑張ってほしいと思っている。

この気持ちは全く伝わらないが、必要以上に気をつけてほしい。

そしてサービス付き高齢者住宅でも避難訓練くらいはしてもらいたいなぁ。ひとりで10人近い高齢者を、いざとなったときこの人はどうするのだろうか。おろおろする高齢者をたしなめられるのだろうか。

災害は怖い。
どこかで、あの川は大丈夫だと思ってた。この河川でもあんなになるんだとよくわかった。

浸水が起こってしまった地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。