昨年1月に「ゲスの極み乙女。」「indigo la End」のボーカル、作詞・作曲の川谷絵音さんと清純派女性タレントでCMやバラエティーで引っ張りだこだったベッキーさんの不倫が報じられました。週間文春の記事にその事実が載り、ベッキーさんは即座に涙の謝罪会見。「ゲスの極み乙女。」は決まっていたタイアップが切られる等の大騒ぎとなりました。その後文春に続報として載った川谷さんとベッキーさんのLINEのやり取り。その内容はまるで反省していないかのような文面。更なるバッシングを受けました。その結果ベッキーさんは休業。CMは全て切られ、多額の違約金が発生する事態に。
さて、ここまでで世論の見解としては「ベッキーが謝ったのに川谷は出てきていない。それどころか音楽活動を続け、休業もベッキーだけ」です。これに対して僕は「?」と思いました。ベッキーさんはタレント。タレントは持ち前のキャラや芸でバラエティー番組において欠かせない存在。報道番組やワイドショー等にも度々出演し、持論を展開するなどテレビ運営に必要不可欠な職業です。つまり売っているのは「イメージ」です。ベッキーさんの謝罪会見はここに意図があった様に思います。つまりCM等のスポンサーに切られないように、テレビ出演のオファーが途切れないように。ベッキーさん所属の事務所としてもベッキーさんは絶好の稼ぎ頭。ここで終わるわけにはいかず早々に謝罪会見をセッティングしたのでしょう。対して川谷さんが売っているのは言わずとも「音楽」であることは明確でしょう。つまり一定の固定ファンが居て、CDも一定数売れる。つまり今回の不倫騒動で困ることといえばテレビ出演が出来なくなることや、世間からのバッシングを受けること。収入や人気に実害はほぼありません。そもそも「イメージ」は曲の二の次。早々に謝罪会見を開くまでも無い、と事務所も判断したのでしょう。川谷さんが熱望すれば叶ったかもしれませんが、5月のワイドナショーでも言っていた通り、ミュージシャンとして「何故、身内やファン等の関係者以外、ひいては殺害予告等を出してくるアンチに謝れ、と言われて謝らなければならないのか」と思ったからでしょう。この意見は多くの批判を浴びていますがよく考えれば当然の事です。「ベッキーがやったから」は理由になりません。なぜならベッキーさんやその事務所は「イメージ保持」の為に謝罪会見を開いたのですから。
続く。