神奈川県横浜市 渡辺由布子箏上大岡教室のブログ 

神奈川県横浜市 渡辺由布子箏上大岡教室のブログ 

横浜市 上大岡箏教室のブログです。
お問い合わせは yukotokko@gmail.com へお気軽にどうぞ
HP(http://www.watanabeyuko-koto.com/)もご覧ください♪

明けましておめでとうございます。

 

皆様、元日いかがお過ごしですか?

 

外出先でティータイムにお店に入りましたら、お正月定番の箏曲が続けてBGMで流れていました。

「春の海」「さくら変奏曲」「六段の調」「八段の調」「春の曲」etc…。

ついつい手を止めて、聴きいってしまうのですねぇ。これは、職業病でしょうか(笑)

 

過去には、お正月に泊りがけで地方に演奏に行っていたこともあります。箏演奏は、お正月にお声のかかる機会が増えるお仕事、です。

今日はBGMを聴きながら、その時のことを思い返したりしておりました。

 

2024年。お教室ではこれまでと変わらずに、お弟子さんたちと楽しく、真剣に、お稽古に取り組みます。

そして、衛藤公雄作品に興味を持ってくださる方からのご連絡も、お待ちしております。

ご連絡をいただける際には、事前にこの記事にぜひお目通しください(こんなことまで?と思われるかもしれませんが、知らなかったことを私の責任とされたことがありますので、あえて記事にいたしました。)

 

 

 

本年も何卒宜しくお願い致します。

 

渡辺由布子

 

 

私の師匠、衛藤公雄の作品はたくさんありますが、その一部しか知られていません。それは、衛藤先生ご自身が楽譜を出版することにあまり積極的では無かったためだと思います。

そして、わずかに出版されている楽譜も一部絶版、という状況になってしまいました。全国にたくさんいらっしゃる衛藤作品のファンの方から、楽譜に関するお問合せも多くいただきました。弟子としましては嬉しい気持ちでいっぱいです。

衛藤作品は著作権が生きていますので、楽譜の入手ができない場合お教室でもお弟子さんに教えることが難しくなりました。そこでJASRACに相談し、JASRACとの契約により、私の教室のお弟子さんに限り衛藤作品の絶版楽譜を私の手書き楽譜でお渡しする旨許諾をいただき、お稽古ができるようになりました。そのため、お教室のお弟子さん以外の方には、楽譜をお渡しすることはできません。もし、衛藤作品の楽譜をご希望の場合は、私のお弟子さんになっていただくことになります。ただし、その中には「その1曲限りのお弟子さんになること」も含まれる、と私は解釈しております。

そこで、これからお申し込みをお考えくださっている方、そしてこのブログをお読みくださっている方に、私からのお願いを下記にまとめました。遵守をお願いいたします。

①楽譜のみの販売はできません。ご了承ください。

②楽譜の入手のみを目的とした行為はご遠慮ください。「お金を払うから、いいでしょ。」という話ではないことを、どうかご理解ください。

③ピンポイントレッスンのお申し込みは、現在師事しておられる先生のお許しをいただいた上でお申し込みくださるようお願いします。

邦楽の世界では他の先生に習う場合、自身の師匠にお許しを得てから習うことが礼儀だと思います(西洋音楽の世界は詳しく存じません)。現在師事しておられる先生のお許しをいただいてからお申込みください。昨今ではうるさく言う人も少なくなったためか、初心者の方はご存じでない方もいらっしゃいます。しかし、きちんと師匠におことわりをしておくことは弟子として大切なことであると存じます。個人の自由な気持ちは尊重しなければなりませんが、郷に入りては郷に従えという言葉通り、各々その世界にはその世界のルールやマナーが存在します。邦楽の世界も同じです。邦楽の世界のルールやマナーを知らなかったと苦情を受けたことがありますが、知らなかったことの責任は私にはありませんので、責任を負いかねます。私に対する苦情等は、お控えください。

衛藤作品を愛してくださる方が全国にたくさんおられること、弟子の私にとりましてとても有難く存じます。いろいろなルールや制約の中でも、作品を後世に残していきたいと思います。今後とも、衛藤作品を聴いて、そして奏でてください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

こんにちは。渡辺由布子です。

 

アメリカの歌手、ハリー・べラフォンテ氏が亡くなられたそうです。

米歌手・ベラフォンテさんが死去 - Yahoo!ニュース

 

ハリー・べラフォンテといえばバナナ・ボートが有名ですが、

一方で、1964年「さくら」の曲を出しました。

その曲では、私の師匠、衛藤公雄が箏を弾いています。

Sakura by Harry Belafonte - YouTube

べラフォンテのしっとりとした歌い方と衛藤先生の美しい音色がマッチし、ついこの間見に行った

満開の桜の景色を思い起こしました。

 

子どものころ、この曲がラジオで流れ、後日聴きたいときにいつでも聴けるようにと母がカセットテープに録音してくれたことがあります。

今ではYouTubeでいつでも聴くことができ、今もこうして聴きながらカセットテープで聴いた当時のことを思い出しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。渡辺由布子です。

3月に、上大岡のラポール上大岡さんで演奏をしました。

 

曲目は

「独奏 春の海」

「宴の華」衛藤公雄

「六段の調」

「なごり雪」

「卒業写真」

「春よ、来い」

「箏独奏によるさくら」衛藤公雄

アンコール 「汽車ごっこ」

 

その時の様子をラポール情報発信サイトで紹介してくださっています。

 

 

もう10年以上前から、港南区民文化センター ひまわりの郷さんのお声がけでいろいろなところで演奏をさせていただいておりますが、今回は、ラポールさんとひまわりの郷との共催による演奏会でした。

春にちなんだ曲を、とのご要望で、定番の春の海やさくらを、その他も明るい、華やかな曲となりました。

 

アンコールで弾いた「汽車ごっこ」という曲は、「まりつき」「かくれんぼ」「汽車ごっこ」という三つの小品を集めた「三つの遊び」というタイトルがついている曲の中のひとつ。

子どもが「シュッシュッポッポ」と列になって遊んでいる光景が目に浮かぶような、楽しい曲です。奏法にも工夫がこらされており、皆さん興味津々でした。

 

以前のように気軽に演奏会を楽しめる時期が来つつあることを実感しています。

 

 

渡辺由布子です。随分と更新していませんでした。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

昨年同様、教室ではオンラインレッスンをしています。生徒さんもだいぶオンラインレッスンに慣れて、

自宅にいながらレッスンを受けられることで移動の時間やコストもかからず、楽だな、と思われている方も

おられるようです。

 

数年前から始めた、師匠である箏曲家 衛藤公雄の作品を広める活動も順調に展開中です。

全国から「衛藤先生の曲を弾きたい!」とご連絡をいただき、ピンポイントレッスンをお受けになる方も

いらっしゃいます。

 

衛藤先生は1960年代にアメリカで演奏活動をされ、カーネギーホールでも演奏(日本人2人目だそうです)、

アメリカでのテレビ番組にも出演されていました。

私のところにお問い合わせをくださる方の中には、当時の話をご存じの方もおられ、そういう時は私も嬉しくなります。

 

昨年12月には、衛藤先生の作品を集めたコンサートを開催しました。ここ数年、コンサートを開くことができませんでしたが、

生演奏をお聴きいただく機会に恵まれ、今後の励みになりました。ありがとうございます。

 

教室の話に戻りますが、今年はおさらい会を開催します。お弟子さんたちの中にはおさらい会を楽しみに練習に励んで

おられる方もいらっしゃるので、これまで開催できなかったことが心苦しかったのですが、今年は久しぶりですので

気楽に集うことのできる会にしたいと考えています。

 

渡辺由布子