2011.4.22トキメキ成均館スキャンダル完全版DVD-BOX 2
ソンジュン役を演じるため最も努力したことは?
このドラマの撮影に入る前の事です。ある先輩が助言をくれました。
ソンジュンのように表情の変化が少なく、常に落ち着いたトーンを保ちながらもさらに厳格な面も感じさせる役というのはある意味演じやすいそうです。でも役者を続けていけば最も難しい役にもなり得ると。その言葉の意味を理解しようと努力しましたし表情が乏しい中でも表現しようとしました。
たとえば涙を流さないといけない場面ではどれくらい涙を流すべきかどこで泣くべきか本当に泣くべきかまで考えて演じました。今も考えてます。
ベテランのキム・ガプスさんと父と息子として共演しましたが一緒に撮影していかがでしたか。
初めの頃はものすごく緊張したので体が硬直しました。するとガプスさんは緊張をほぐそうと冗談を言ってくれました。
さらにセリフの言い方やタイミングを修正してくれてリアクションの仕方も教えてくれたんです。そんな時は真剣に聞きました。いくら冗談でなごませてくれても大先輩なので緊張してしまうんです。でもその緊張感がいい方向に働きました。
父親だけど左議政ですから僕の恐縮した雰囲気が出せたと思います。偉大な父親に対する緊張感がにじみ出たように。もちろん普段はとても面白い方でいろいろ教えてくださいます。
名台詞と名場面をひとつずつ挙げて下さい。
さっき撮影しながらこんな話をしてました。
これほど忙しい撮影だから台本があがったら余裕もなくすぐに暗記して撮り終えたら忘れてまた次のセリフを暗記する。覚えてられませんよね。ちょうどそう話してました。でも大事なセリフは覚えてます。
個人的には今日撮影した父親との会話のセリフです。”僕はあの人に出会って新たな世界が開けました。書物で学んだ男たちが作る世界ではなく僕の理想の世界です。でもその世界が崩れつつあります。…”
この表現の中にいろんな意味が含まれてると思います。ソンジュンの感情をカッコよく表しているんです。さっき練習しながらもいいセリフだと言い回ってました。”カッコいいよね”と。お気に入りのセリフですね。
それから楽しく撮影できたシーンは、部屋の中でコロとユニの隣を争って押し合って寝場所を取り合う場面です。
今後挑戦したい分野があれば。
今回こうして俳優としてのスタートを切りましたが、とても面白いと思いました。僕が感じている楽しさを言葉で表現するのは難しいですがとにかく楽しいんです。今後もこの楽しさを味わいたいです。
新しい分野に挑戦するよりはすでにやっていることできちんと認められたいです。だからいい演技をお見せしていい歌をお届けするのが僕の役目だと思います。
仕事に楽しみを感じられるようになったので今後も楽しみながらやっていきたいと思います。
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JYJ海外公演スケジュールと日程やりくりをしながら初めて一人の力で試行錯誤して仕上げることができた仕事。今までと職種の違う同世代の人たち、先輩たちと半年もの長い間話をし参加していく現場。
それまでも多くの仕事をしてきたユチョンですが仕事が楽しいと繰り返しています。本当にやりがいを感じたのではないかなぁ。ユチョンまた思いだして取り組んでくれるかなぁ…
世阿弥『風姿花伝』「是非とも初心忘るべからず、時々の初心忘るべからず、老後の初心忘るべからず」
このDVDは他にも受賞式映像があって感じること多々。他の方のブログで散々いいショットアップされてますが、どうしてもユチョンの表情見たくてスクショしました。私はみてじーんとしましたが見たくないと思うときあるかも知れないから別にあげますね。