インタビュー:時間をかけて何度も | I treasure you わたしのたからもの

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パクユチョンさんを応援しています。
We become what we think about most of the time!

2015.4.17海にかかる霧 パンフレット

Q.役作りで悩んだことは?
監督とは、たくさん話し合いましたね。ドンシクという人物について、撮影前に悩んだ部分があったんです。純粋な青年だと決めつけて撮影に臨むと、ドンシクとして表現できる部分に限界を感じました。ドンシクは純粋だと決めてかかると、青年らしい姿というよりも内に秘めなきゃいけない表現が多くなってきたんです。だから純粋な部分をかなり排除して、一人の平凡な青年として演じました。そういった部分で監督とはかなり話し合いました。時間をかけて何度も。

Q.ハン・イェリさんとの共演について
ホンメにはたくさんのことを学びました。何度も言われたんですが、監督がいないときも「もう一度台本を読んでセリフを合わせてみよう」と言ってくれました。考えてみると最初の2か月はホンメから「ユチョンさん、練習しましょう」と誘われてましたね。すごく助かりました。僕は、台本を勉強して、吸収しようとしていたんです。演技の経験がなく、映画は初めてだからよく分からなかったんです。ホンメは僕に教えるのではなく、彼女がやってきたことを僕も一緒にするうちにコツをつかんでいった感じですね。
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人とのやり取りから、山のような練習から、いろいろなものを吸収するユチョン。音楽も膨大な質量を聴いていました。

芸能界は才能の塊ばかり。その中でユチョンは、自分の才能を全然信用できず、普通の自分は数で身につけるしかないとガムシャラに動いているように見えました。

アウトプットとなった演技やソロアルバムはライブなどでの洗練された印象とは裏腹に、素朴な無骨な、それだけに温かい彼を感じます。才能に溢れた人の頑張りも素晴らしいのですが、ユチョンが必死に創る姿が胸を打ち、どうしても応援したくなるのです。