ルーキーは3歳から水泳を習っている。

しかし昨年から塾にも通い始め、水泳の練習日数が激減。

練習に出ていないのだから大会にも出してもらえず、そして本人のモチベーションも下がり、6月はなんだかんだと理由をつけて休み、数回程度しか練習に出ていない。

もはや惰性でダラダラ続けているようにしか見えない。

 

そこで私はルーキーに決断を迫った。

泳ぐ気はあるのかないのか。

あるならしっかり練習に参加する、ないならスッパリ辞める。

 

ルーキーは「辞める」と言った。

一応二人でちゃんと話し合ったつもり。

 

先日、コーチにも辞めると話をしに行ったその帰り。

ルーキーがこれで良かったのかと悩み始めた。

 

その姿を見て私は動揺した。

ルーキーが自分で考えて結論を出したようなつもりだったけど、もしかしたら私が無理矢理決断を迫るようなことを言ったから、私の顔色を窺って「辞める」なんて言ったのではないか。

ダラダラ続けているように見えたけど、本当は続けたかったのではないか。

本人なりに頑張って塾と水泳を両立していたのではないか。

 

でも一方で物心がついたときから泳いでいたから、辞めたくても辞め時がわからなかったのではないか。

 

私は辞める誘導をしたのか、辞めたい気持ちの手助けをしたのか、自分の行動の正解がわからない。